金融庁が、仕組み債の販売について、必要に応じて3メガバンクや地域金融機関に立ち入り検査を実施する方針だという記事。
金融庁の審議官に聞いています。
「屋敷利紀審議官は9日、ブルームバーグとのインタビューで「何度も警鐘を鳴らし自浄作用を期待して見守っていたが、業界全体として自浄作用が働いていなかったというのが実態ではないか」と語った。顧客本位の業務運営に関する原則(フィデューシャリー・デューティー、FD)と合致した販売がなされているかを検証し、インセンティブ構造を解明していくという。」
「金融庁に寄せられた苦情には、他社株転換社債(EB債)に関するものが多い。銀行を信頼して元本保証だと思い退職金や相続財産の大半をつぎ込んだが、株価下落で元本の半分以下に目減りしたなどの不満が上がっているという。
屋敷氏は「銀行は元本保証ではないことは説明しているとは思うが、どの程度リスクがあるか販売する本人も分かっていない可能性があり、仕組み債は非常に問題が多い商品」との認識を示した。」
屋敷氏は「銀行は元本保証ではないことは説明しているとは思うが、どの程度リスクがあるか販売する本人も分かっていない可能性があり、仕組み債は非常に問題が多い商品」との認識を示した。」
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