会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

神戸製鋼の「調査報告書」では何も解決しない(東洋経済より)

神戸製鋼の「調査報告書」では何も解決しない
責任は現場に押し付け、原因究明も不十分


神戸製鋼所が、品質検査データ改ざん問題に関する「原因究明と再発防止策に関する報告書」を経済産業省に提出したという記事。

「報告書では改ざんに関し、以下の5項目が原因であると結論づけた。

(1)収益評価に偏った経営と閉鎖的な組織風土
(2)バランスを欠いた工場運営
(3)不適切行為を招く不十分な品質管理手続き
(4)契約に定められた仕様の順守に対する意識の低下
(5)不十分な組織体制」

これは社内調査結果をまとめたものであり、「外部調査委員会」による調査は、これとは別に行われています。

「当社グループにおける不適切行為に係る原因究明と再発防止策に関する報告書」について(神戸製鋼所)

30ページほどの報告書です。

経営責任は外部調査委員会の報告書後、しかるべき段階で判断=神戸鋼社長(ロイター)
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