TBS「企業価値評価特別委員会」の諸井委員長が、楽天の三木谷社長に対して不快感を示したという記事。
記事によれば、諸井氏は経営統合について「合併に比べてマイルドなやり方。筋は悪くない」と評価していたが、16日朝に三木谷氏がテレビで「(TBS株を)買わないとは言っていない」と発言したため、反発を強めたとのことです。
しかし、経営統合も、キャッシュで買収するのも、TBSの株を楽天が買うという点では、違いはありません。経営統合の場合は、楽天の株でもってTBSの株を買うことになり、買収の手段が違うだけの話です。(18日の日経夕刊のコラム(十字路)が参考になります。)
立派な経営者なのでしょうが、この程度の財務・経理センスの持ち主が重要な判断を任されているとしたら、TBSの株主がかわいそうです(楽天寄りと見られないように怒ってみせただけかもしれませんが・・・)。
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