会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

伊藤忠社員、7億円横領容疑 出向先でFX取引に流用(朝日より)

伊藤忠社員、7億円横領容疑 出向先でFX取引に流用

伊藤忠商事の社員が、海外出向先で約7億円を横領していたという記事。

「伊藤忠商事は16日、30代の男性社員が、出向先のニュージーランドの関連会社で約7億円を横領していたと発表した。個人的に投資していた外国為替証拠金取引(FX)に流用したという。」

「伊藤忠によると、男性は現地の木材関連会社に2010年8月から勤務。財務を担当していた12年5月~14年2月に、この会社の銀行口座から自分の銀行口座に複数回送金した。」

年度末の会計監査(別の報道によれば社内監査)で発覚しそうだということで、自ら告白したそうです。内部監査と外部監査のどちらかなのかはわかりませんが、一定の抑止効果はあったということでしょう。監査がなければ、さらに被害額が膨らんだかもしれません。

それにしても、こういうときの動機は、商品先物取引が多かったような気がしますが、最近はFXなのでしょうか。

伊藤忠商事 元社員が7億円横領(NHK)

「会社側の調査によりますと、元社員は自分が行っていた外国通貨を売買する「FX取引」で出た損失を穴埋めするために横領を繰り返し架空の請求書などで発覚を免れていたということです。」

当社元従業員による不正行為について(伊藤忠商事)

こういう損失と比べれば、少なくとも金額的には、たいしたことはありません。

伊藤忠:米・油ガス開発で290億円の減損損失、未開発地域の再評価で(ブルームバーグ)

「伊藤忠商事 は2日、25%を出資する米国のシェールオイル・ガス開発事業で約290億円の減損損失を2014年1-3月期に計上すると発表した。開発優先順位を見直した未開発地域の一部資産で減損が生じたという。」
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