預金保険機構が、日本振興銀行の木村剛元会長を特別背任罪で告発する方向で検討しているという記事。
「・・・金融庁は振興銀に対する「行政対応等検証委員会」を設置。銀行免許の認可から経営破綻にいたる経緯と、その責任の所在について報告書にまとめる準備に入っている。
ペイオフが発動された振興銀では、預金者に対し元本1000万円とその利子を超える部分の一部カットが行われたが、そのカットの割合は概算払い段階ながら75%に達する非常に厳しい内容となっている。・・・
行政対応等検証委員会の設置は、振興銀の発足から破綻にいたる経緯を検証するとともに、その刑事、民事両面にわたる経営責任を問う布石と受け止められている。
また、預金保険機構の告発を受け、木村元会長が主導して構築した振興銀の親密企業集団「中小企業振興ネットワーク」についてもメスが入れられる可能性がある。」
検査忌避だけであれば、会計の問題ではないともいえますが、特別背任ということになれば、当然会計不正の範疇に入ります。注目する必要があります。
ただ、前政権への協力者を徹底的にたたいておこうという意図もありそうなので、何となく嫌な感じはします。
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