スルガ銀行が、不動産投資向け融資を住宅ローンに含めて開示していたという記事。
「スルガ銀が今年2月に公表した2017年4~12月期決算では、融資残高3・3兆円のうち、住宅ローンが2・1兆円、個人向け有担保ローンが6400億円だった。5月公表の18年3月期決算では、融資残高3・2兆円のうち有担保ローンが2・7兆円とされ、住宅ローンは開示されなかった。
一方、第三者委が今月7日公表した調査報告書では、18年3月期の融資残高3・2兆円のうち、不動産投資向けは1・9兆円を占めた。内訳は、シェアハウスや中古1棟マンションなど土地付き物件が1・5兆円、区分マンションが4千億円。他の融資の詳細は示されていない。」
他の銀行の開示方法とも比較してみないといけませんが、これは虚偽記載なのでは。
昨年度第3四半期の四半期報告書を調べたところ、住宅ローンの金額を書いた箇所は探せませんでした(よく探せばあるのかもしれません)。
ただし、「貸出金残高の状況」をみると、不動産投資向けなら不動産業に含まれるはずなのに、「その他」が異常に多く、「不動産業、物品賃貸業」は670億円ほどしか計上されていませんでした。そもそも、「その他」がほとんどを占めるのでは、内訳を出した意味がありません。(2018年3月期有報も同じような開示方法です。)
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