多数の著書を有する増田俊男氏の経営する「サンラ・ワールド」という投資顧問会社が、無登録で海外の未上場株への投資を募っていた疑いで、関係先数カ所の家宅捜索を受けたという記事。集めた資金は少なくとも50億円だそうです。
「捜査関係者によると、同社は国に無登録のまま、平成19年10月ごろ、カナダのIT企業について、茨城県の男性ら3人にワラント(新株引受権)を約500万円で販売した疑いが持たれている。
IT企業の未公開株については、「第2のマイクロソフトになる」「上場すれば40倍になる」などとうたい、増田氏の主宰する投資クラブの会員ら約千人から出資を募っていた。」
投資対象が、株式そのものではなく、新株予約権であるというところが、いわくありげで効果的だったのでしょうか。
また、増田氏は、パラオ共和国内に自分の銀行を作って、カネ集めをしていたそうです(2005年に営業許可取り消し)。そんなに簡単に銀行が作れる国があるとは知りませんでした。
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法人税法違反容疑:「カネは返すな!」の八木被告再逮捕
こちらの容疑者は直接には自分のカネ集めが目的ではなく、クライアントの税金を減らそうとしただけ良心的(?)かもしれません。
脱税指南:「借りたカネは返すな!」著者逮捕 八木宏之容疑者・一問一答
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着服:司法書士が「過払い金」、和解書改ざんし 富山
こちらは司法書士の少し情けない横領事件です。
「富山県司法書士会によると、山田司法書士は07年夏に依頼者から債務整理の委任を受け、08年11月までに消費者金融など2社と過払い金返還の和解が成立。その際、和解書にワープロで打った数字を張り付ける手口で、返還額を計約265万円から「計約62万5000円」と改ざんし、差額を着服したという。依頼者には改ざん和解書のコピーを渡した。」