まず、大手の退任2件。
１．サ イ ネ ッ ク ス（東証1部）
公認会計士等の異動に関するお知らせ（PDFファイル）
新日本→仰星監査法人、の交代です。
監査継続年数と監査報酬が理由です。
「監査等委員会は、当該会計監査人について、会計監査が適切かつ妥当におこなわれていることを確保する体制を十分にそなえているものの、監査継続年数が約 20 年の長期に亘っていることおよび監査報酬の増額改定を打診されたことに鑑みて、新たに仰星監査法人を会計監査人候補者に選定するものであります。 」
監査人交代とは関係ありませんが、同社は、先日の日経で取り上げていたような自己格式を1株1円で財団に譲渡するという取引を予定しているそうです。
一般財団法人教育振興財団の社会貢献活動支援を目的とした第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ（PDFファイル）
２．小松ウオール工業（東証1部）
公認会計士等の異動に関するお知らせ（PDFファイル）
トーマツ→かなで監査法人（準登録事務所）、の交代です。
監査継続年数を理由にしています。
現監査人の就任年は、1987年です。たしかに長いのですが、それだけで一足飛びに大手から準登録事務所に代えるとは．．．。
その他2件。
３．プラコー（ジャスダック）
会計監査人の異動に関するお知らせ（PDFファイル）
監査法人ブレインワーク→監査法人アリア、の交代です。
現監査人から、人員確保困難を理由に契約更新を辞退してきたそうです。
「当社の会計監査人である監査法人ブレインワークは、2021 年６月 24 日開催予定の当社
第 61 期定時株主総会終結の時をもって任期満了となりますが、次年度の監査予定時間に対応する必要な監査人員の確保が困難であるため、契約更新の辞退の申し出がありました。」
４．不二硝子（ジャスダック）
会計監査人の異動に関するお知らせ（PDFファイル）
監査法人元和→フェイス監査法人（準登録事務所）、の交代です。
現監査人の今後の監査体制があぶないと判断したようです。
「当該会計監査人については、今後、会計監査が適切かつ妥当に行われることを確保する体制を十分に備えることが難しい状況となったため、当社グループの事業規模に適した監査対及び監査費用の相当性等について総合的に検討した結果、上記３．の理由により、その後任として新たにフェイス監査法人を会計監査人として選任するものであります。 」
