黄檗宗の寺院の住職が背任や詐欺罪などに問われていた刑事裁判で、懲役6年の判決が下ったという記事。
記事からは不正の全体像はよくわからないのですが、寺院の不動産を担保にカネを借りて(それ自体背任?)、踏み倒した(これが詐欺?)といった事件でしょうか。
「黄(おう)檗(ばく)宗の寺院「安城(あんじょう)寺」(松山市)の土地・建物を担保に1億5千万円の融資を受けた不動産会社に損害を与えたほか、別の会社から3億円をだまし取ったなどとして、...」
「香川裁判長は判決理由で、同寺の自称檀家総代、×××被告(42)=公判中=との共謀を認定。×××被告が実際の契約などを担ったが、××被告(住職)が犯行の立案段階から深く関与したとした上で、「××被告(住職)の地位に対する信頼なくして融資はなく、××被告の存在は犯行に必要不可欠だった」などと指摘した。
判決によると、××被告は×××被告(自称檀家総代)と共謀。不動産会社からの融資の担保にした安城寺の土地・建物について、平成26年、別の寺に寄付したとの虚偽の所有権移転登記をし、同社に損害を与えた。
また、建設会社から、宗教施設の建て替え工事の保証金名目で3億円をだまし取った。」
黄檗宗の住職に懲役6年の判決 3億円詐取などの罪(朝日)
「判決によると、××被告は自称檀家(だんか)総代(42)=同罪で公判中=と共謀し、2013年、関連施設の改修工事の保証金名目で石川県内の建設会社社長から3億円を詐取。12~14年には安城寺の建て替え計画をめぐり、大阪市の不動産会社からの融資1億5千万円を焦げ付かせ、担保だった寺の土地建物の移転登記を阻んで同社に損害を与えた。」
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