農林中金、無理を重ねた30年 JAへ還元3000億円の重荷 農林中金 3度目の蹉跌㊤(記事冒頭のみ)
2025年3月期に大赤字になる見込みの農林中央金庫の問題(→当サイトの関連記事)を解説した記事。
「農林中央金庫が1.2兆円規模の資本増強に踏み切る方針だ。米金利の高止まりで保有債券の収益が悪化。含み損の処理などで2025年3月期に5000億円超の最終赤字に陥るためだ。」
過去に、1995年の住専問題、2008年のリーマンショック(証券化商品への投資などで失敗)という2つの「つまずき」がありましたが、今回はリスクの種類が違うのだそうです。
「過去2度のつまずきが、投融資していたお金が戻ってこなくなる「信用リスク」によるものだったのに対し、今回は米連邦準備理事会(FRB) による歴史的な速さでの利上げとその後の金利高止まりという「想定外」 (奥和登理事長)に伴う「金利リスク」である点が異なる。米国債は満期まで保有していれば元本が毀損することはない。 ただ調達金利がリターン を上回る逆さやが続き、 利回りの低い債券を手放すべきだと判断した。」