東京五輪事業で電通などに談合疑い…贈賄側が特捜部に説明、テスト大会入札で受注調整か
(読売の1面で大きく取り上げられたようですが)東京五輪・パラリンピック関連の事業で談合疑惑があるという記事。五輪汚職事件の贈賄側の一部からそういう話が出てきたそうです。
「東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で摘発された贈賄側の一部が東京地検特捜部に対し、大会組織委員会が発注した五輪・パラ関連の事業の入札について「談合があった」と説明していることが関係者の話でわかった。競技のテスト大会に関する入札で、大手広告会社「電通」など9社と1団体が落札していた。特捜部は独占禁止法(不当な取引制限)に抵触する疑いがあるとみて、公正取引委員会と連携して調べている。」
「汚職事件の捜査の過程で、贈賄罪で幹部らが起訴された5社のうち一部の企業が、計画立案業務に関する入札について、特捜部に「談合が行われた」と説明したという。特捜部はこれまでに押収した証拠なども踏まえ、電通など複数の企業の間で受注調整が行われ、会場ごとの落札予定者を事前に決めていた疑いがあるとみている。」
問題となっている入札の契約金額自体は総額約5億円とのことで、すごく大きな金額というほどではありませんが...
「組織委(清算法人に移行)によると、計画立案業務を受注した9社と1団体は、テスト大会の実施業務、本大会の競技運営の業務について組織委との間で随意契約を締結。契約総額は数百億円に上ったとみられる。」
他紙も後追いしているようです。
五輪テスト大会事業、談合の疑い 電通など落札、特捜部捜査(東京)(共同通信配信)
「電通」など落札の五輪関連事業で談合か(読売テレビ)
「談合の疑いがあるのは、競技のテスト大会に関連した2018年実施の複数の入札で、「電通」など9社と共同事業体1つが、落札していたということです。
特捜部は、これらの入札で落札予定者が事前に決められていた疑いがあるとみて公正取引委員会と連携して調べている模様です。」
今回の疑惑は電通が主役なのでしょうか。