NTTドコモが、インド事業からの撤退を巡って、合弁相手との間でもめているという記事。
「NTTドコモは5日、2009~11年に約2670億円を投じたインドの携帯電話事業からの撤退について、現地での株式売却をめぐる交渉が決裂し、ロンドン国際仲裁裁判所に仲裁を申し立てたと発表した。」
「ドコモによると、TTSLの業績が14年3月期までに目標に届かなかった場合、少なくとも取得額の半額で株式を譲れる相手をタタ側に仲介してもらえる協定があったが守られず、その後の交渉も不調に終わった。」(TTSL:タタ・グループ傘下の携帯電話会社、タタ・テレサービシズ)
ドコモの海外事業というのは成功した例があるのでしょうか。国内の利用者から集めた高い通信料を海外投資に無駄遣いしているようにもみえます。
インド Tata Teleservices Limitedの株式に係る仲裁申立について(NTTドコモ)
「当社は、2014年7月7日にタタ・サンズに対して当社、TTSL及びタタ・サンズとの間で締結した株主間協定に基づき、当社保有TTSL全株式を取得価格の50%(総額約725億ルピー、約1,254億円)又は公正価値のいずれか高い価格で売却できる買い手の仲介をタタ・サンズに要求する権利(オプション)を行使しました。
その後、当社は、タタ・サンズとの間で当社保有TTSL全株式の売却に関し協議を重ねましたが、タタ・サンズによる株主間協定に従った義務の履行がなされなかったことから、当該義務の履行を求め、株主間協定に基づき仲裁の申立を行うに至りました。」
NTTドコモの誤算、インド投資撤退に難航
投資先の通信会社は960億円の債務超過(東洋経済)
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