「長谷工コーポレーション」の子会社「長谷工ファイナンス」元役員が会社の資金約5億4000万円を着服していたという記事。
「長谷工によると、元役員はファイナンス社の経理業務の統括担当だった06年4月から今年2月、自社の口座から27回計約5億4000万円を無断で引き出して着服していた。」
子会社の経理責任者というのは、やはり、本社よりは管理が緩やかでありながら、比較的多額の資金を操作できる立場であるという意味で、不正のトライアングルのうちの「機会」は十分にあるのでしょう。
この不正は、長谷工ファイナンスが親会社と合併した際の引き継ぎ手続において発覚したということですから、合併がなければさらに被害は大きかったかもしれません。
長谷工子会社役員が5億円使い込み 横領容疑で告訴へ
会社のプレスリリース(PDFファイル)
2006年4月から今年の2月にかけて横領が行われているので、2007年3月期の決算がその期間にひっかかりますが、会社は2008年3月期で特別損失処理するようです。
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