会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

大分県農協、総代会開けず 不祥事相次ぎ監査長期化、組合員は失態に憤り(大分合同より)

大分県農協、総代会開けず 不祥事相次ぎ監査長期化、組合員は失態に憤り(記事冒頭のみ)

(記事全体は読めていないのですが)大分県農業協同組合という農協が、会計監査の遅れで、通常総代会が開けない事態となっているという記事。

相次ぐ不祥事で昨年10月に大分県から業務改善命令を受けた県農協(大分市花園)が、本年度の通常総代会を開けない異例の事態となっている。監査法人による昨年度決算の監査が続いているためで、6月下旬の開催予定が延期され、見通しは立っていない。」

どんな不祥事なのか...

不祥事第三者委員会の報告書の受領に関するお知らせ(2020年12月)(大分県農業協同組合)

不正貸付け、配送センター・給油所における販売代金着服などの不祥事があったようです。どちらも職員A氏が関与していたとされています。

着服を隠蔽するために債権を取り消す処理(マイナス処理)が行われていたそうです。調査報告書では「マイナス処理が、販売代金着服の隠蔽や不良債権を健全債権化すること(粉飾決算)にも使い得る危険性を孕んだ手法であることに鑑み、その悪用が行われないようにするための牽制システムを、構築することが必要」と述べています。

不正発覚後の責任追及や処分もぐだぐだだったようです。

大手弁護士事務所が調査に関与しています。もしかすると、不祥事による損害額より大きな調査費用がかかっているかもしれません。
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