巴川製紙所(東証1部上場)のプレスリリース。
過年度の有価証券報告書・四半期報告書の訂正報告書を提出したとのことです。過年度の決算短信等も訂正しています。
「2020 年 3 月期第1四半期の決算作業の過程におきまして、第 148 期(平成 19 年 3 月期)の持分法適用関連会社である昌栄印刷株式会社(以下、昌栄印刷)の持分変動に係る必要な連結上の会計処理を行っていないことが判明いたしました。
平成19年3月に昌栄印刷の株式を保有する連結子会社を当社が100%子会社化したことにより、当社における昌栄印刷の間接所有割合が増加し、連結上の昌栄印刷の持分が変動いたしましたが、当該持分変動に係る連結上の会計処理が行われておりませんでした。
当該持分変動に係る連結上の会計処理を第 148 期(平成 19 年 3 月期)に遡って行った結果、第156 期(平成 27 年 3 月期)から第 160 期(2019 年 3 月期)の連結貸借対照表におきまして、投資有価証券が 218 百万円、利益剰余金が 205 百万円、その他有価証券評価差額金が 20 百万円、自己株式(純資産より控除)が 6 百万円それぞれ増加いたしました。」
ちなみに、同社は新年度から監査人が交代しています。
公認会計士等の異動 公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
「当社の会計監査人であるEY 新日本有限責任監査法人は、2019 年 6月 26 日開催予定の当社第160回定時株主総会終結をもって任期満了となります。
当社は、現会計監査人による適切かつ妥当な会計監査を受けておりますが、その関与年数は 1951年から長期にわたっていることに加え、2020 年 3 月期を初年度とした第 7 次中期経営計画の策定にあたり様々な仕組みの見直しを検討する中で、会計監査に対応する業務の効率化や会計監査を通じた有益な助言などを期待し、会計監査業務の委託先を募集いたしました。
会計監査業務の委託先としては、現会計監査人を含む複数の監査法人について比較検討し、会計監査に対応する業務の効率化や会計監査を通じた有益な助言などを含め総合的に勘案した結果、有限責任 あずさ監査法人を会計監査人の候補者とすることが適任であると判断いたしました。」
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