監査法人トーマツの職員が専門学校TACの教材を違法コピーしていたという記事。
「大手監査法人「トーマツ」(東京)に勤め、公認会計士を目指す職員らが、資格試験の予備校の教材や講義の音声データを不正コピーし、受験予定の同僚計15人で使っていたことがわかった。トーマツは予備校に謝罪し、24日付で15人を降格処分などにした。」
15人のうち1人だけが講座を申し込み、他の14人からカネを集めて、教材を共有していたそうです。ちょっと悪質です。
著作権保護に対するTACの取り組みについて(TAC)
(補足)
少し詳しい記事がすでに出ていたようです。
【ミニ情報】監査法人トーマツ、若手会計士の間で修了考査対策テキストの「海賊版」が蔓延か 著作権法違反の恐れ(アウトサイダーズ・レポート)
「修了考査は、公認会計士試験合格者が実務経験などを経た後、会計士資格を得るために受ける最後の試験である。関係者によると、海賊版テキストを購入したのは三菱UFJフィナンシャルグループの与信業務を担当するNSAという監査チーム(担当は郷田英仁パートナー)に所属するスタッフで、今年度の修了考査試験を受ける公認会計士試験合格者約30名のうち分かっているだけで15名。NSAチームのスタッフ1人が6月にTACの試験対策講座を受講しテキストを入手し、取りまとめ役のスタッフが7月末頃に印刷業者に発注、8月9日までに全員にTACの海賊版テキストが送付された。
■TACの講座は1人あたり十数万円以上の料金がかかるが、海賊版テキストは1人あたり1万数千円で販売されていた模様。証券チームなど他のセクションにも打診がされており、トーマツ内部の海賊版利用者全員の正確な人数は分かっていない。」
会計士のコメントとして、「業界では半ば慣行化している」とも書いています。トーマツの他の部門や、他の監査法人は大丈夫なのでしょうか。
【続報】監査法人トーマツ、職員による修了考査テキスト「海賊版」利用を認め謝罪 関係者の処分を検討(アウトサイダーズ・レポート)
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