東証1部上場の有沢製作所で、過年度の連結財務諸表に誤りがあることがわかったという記事。
「持ち分法適用会社のポラテクノに関連する繰り延べ税金負債の計上が漏れていた。13年3月期から17年4~6月期の決算短信などを訂正し、11月9日に発表する。」
繰延税金負債の計上不足額は9月末時点で約7億5千万~8億円とのことです。
会社のプレスリリース(TDnetより)。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120171025498593.pdf
計上不足だったのは、この持分法適用会社の留保利益に対する繰延税金負債だそうです。
ポラテクノは有報提出会社です。連結の利益剰余金をみると、275億円もあります(2017年3月期)。親会社は日本化薬。
持分法適用会社の留保利益にかかる繰延税金負債の計上について(CSアカウンティング)
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この解説は、平成27年度税制改正に関するものです。有沢の持分は約22%なので、直接の関係はありませんが、持分比率が低い場合は益金不算入にならない配当が大きくなるという説明として。
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