肉牛の汚染は、農家に責任はない

http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/485/e414dd71138b9eb62d2ce9c9e32e98c7.html

南相馬市の農家が出荷した肉牛から国の基準値を超えるセシウムが検出された。
農家にも牛にも責任はない。

農家は緊急時避難準備区域にある。原発事故後、南相馬市は燃料不足や避難などで大混乱し、現地のあらゆる物流は停滞した。牧草や配合飼料も入らなくなり、汚染牛を出荷した農家は「震災後に配合飼料が不足し、屋外に保管してあった稲わらをやむなく与えた」としている。

周辺農家は、「周囲が避難する中で、何とか頑張ろうとしていた」「福島の畜産業を立て直すために頑張っている仲間。責めることなんてできない」と言っている。

食の安全を脅かす放射性物質の検出は福島第一原発が原因なのは明らか。
国はこういった農家に全面的に責任がある。

原発から20キロ圏内にある農家は、牛たちを圏外へ出すことを断念して、やむを得ず
安楽死させた。原発事故以降に生まれた子牛もいたという。
この農家は「家族を支えてくれた牛たち。何の罪もないのに。」と語った。

胸痛む出来事ばかり。やはり「原発はNO!」
誠実に、地道に、こつこつと生きてきた農家の方々を否定するような事態を私は許せない。