11月4日築地本願寺で行われた東京有瑜伽大学ゼミナールに参加して、
スワミ・ヨーガスワルパーナンダ老師の講演をきいてきました。
写真は、かなり後方から獲ったので小さく映っていますが、
写真中央がスワミ。右が私の師である田原豊道先生。
右が通訳の小山芙美子氏。
スワミのお話は単純明快ですが、心に響くものでした。
まず、"do"と"happen"の違いの説明---
"do"はは人の意思によって行うこと。"happen"は神がなさること。
神がなさることはすべて"only for good(良いことだけ)"
なのだとお話されました。
たとえ人間にとっては酷いと思えることでさえも、
神がなさることは"only for good"なのだと。
この考え方は私が信仰するキリスト教でも全く同じなので
うなずくことしきりでした。
たとえば、どんなに神様に祈っても家族が天国に召されることが
あります。家族にとっては辛いことですが、そのことさえも
"only for good"なのです。
神は私たちの創造主であり、父であるのですから、子である
わたしたちに酷い仕打ちをするわけはない。いつも深い愛をもって
わたしたちに良いものだけを下さるという信仰なのです。
スワミはこのことを愉快な例え話を通して、聴衆を楽しませながら
解りやすく説いてくださいました。
その柔らかの語り口も物腰も楚々として心地よく、聴く人の心を
とらえ、気持ちを落ちつけてくれるものでした。
またスワミの唱えるマントラ(真言)は穏やかで優しく響き、
心安らぐものでした。
永年のヨーガの修行によって培われたものなのでしょう。
会場を後にすると、心身ともに軽くなりエネルギーが満たされて
いるように感じました。