ドナー登録したメイ
貧血を再発してから、嚥下がむずかしくなり、食餌が採れなくなって
急にゲッソリした藍之介。その上に無理やりお薬を飲まされて
すっかり不機嫌な表情に(・_・;)
元、私の保護猫だった藍之介は、自己免疫性溶血性貧血という難しい病気と闘っています。
何度も貧血を繰り返し、そのたびに輸血の危機があります。
そして、今回も。
5/7にヘマクリット28だったのが、週末には半分の14にまで下がってしまいました。
ヘマトクリット値は、血液に占める赤血球の割合で貧血を判断するのに用いられ、
猫の正常値は24~45 %です。
里親さんから「輸血が必要になるかもしれない。病院にお願いしてドナー(供血猫)を
探してもらっているけれど、見つかるかどうかわからない」と緊迫した電話がありました。
うちのメイがドナー対象の条件を満たしていると分かり、急いでメイに大まかな事情を
伝えてキャリーに入ってもらい、藍之介の病院へ駆けつけました。
途中で、藍之介と同じ自己免疫性溶血性貧血の猫がいるベテラン猫ボランティアにLINEで
アドバイスを求めると、
「輸血の効果が期待できるのは初回のみ、一生に一度と考えて、ヘマクリット11になるまで
輸血は思いとどまるべき」とアドバイスをもらいました。
病院についてそのことを里親さんに伝えると、
「藍くんはひどい貧血にも関わらず診察時に大暴れしていた。先生には輸血をすすめられた
けれど、まだ元気がありそうだから、明日まで様子をみることにする。」と決断されました。
今後、輸血が必要になった時に備えて、メイがドナーとして相応しいかどうか血液型検査と
健康診断をしてもらいました。
メイの血液型は、猫には一番多いA型で藍之介と一致。
体重5.17キロ。血液スクリーニング検査でも問題なし。おまけに血液濃度が高め
なので、「ドナーに向いている」と言われました。
供血猫は、受け手の猫と血液型が一致している他に
下記の条件を満たしている必要があります。輸血時には鎮静剤が使えないので、
「おとなしく採血できる」ということが大事な要件なのです。
こんなに難しい条件をすべて満たしているメイはまさにミラクルなのかもしれない、
と妙なところで感動してしまったのでした。
藍くんは昨日5/15現在のヘマクリット20。まだ正常値には届いていませんが、
なんとか輸血なしで自力回復して欲しいです。
<供血猫の条件>
・年齢:1〜7歳(5歳、または6歳までという病院もある)
・体重:4キロ以上
・健康である
・混合ワクチンの接種を毎年受けている
・猫免疫不全ウイルス(FIV)、猫白血病ウイルス(FeLV)が陰性である
・雄:交配予定がない
雌:出産経験がなく避妊をしている
・完全室内飼いで、屋外猫との接触がない
・輸血を受けたことがない
・病院に慣れている
・採血時におとなしくしていられる
供血を行ったあとは、次の供血まで約1~2ヶ月空けることが必要となります。
(https://nyanpedia.com/post-8531/より)
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