映画「リンドグレーン」

　　

AstridLindgren(1907.11.14-2002.1.28)94歳没

リンドグレーンが生まれたのは明治40年、スウェーデンの田園地帯だった。
生まれた時代と環境を考えるとどんなに保守的で、女性がひとりで生きていくのは
ひどく困難だったであろう。
そんな空気の中で育ったにもかかわらず、彼女は自由で情熱的で、強い意思を持った
女性だった。
若くしてシングルマザーとなったリンドグレーンの苦労は並々ならぬものだったが、
彼女は強くたくましく困難をを克服して幸せをつかんでいく。

孫(リンドグレーンの産んだこども)を認めようとしなかった母が、ついにその孫を
抱いて日曜日の教会へ堂々と入っていく姿に感動した。リンドグレーンの頑張りが
ついに保守的で頑なな両親の気持ちを動かしたのだった。

スウェーデンの雪景色も青々とした草原の景色もまた美しい。