段ボールの中の黒猫三兄弟

　　

（左上）バディ、（右上）ブル、（下）翼と愛

この黒猫さんたちは5年前に段ボールに入れられて（なんとも古典的）捨てられていた三兄弟です。
近隣住民から通報を受けて、ボランティア仲間と二人で駆けつけて捕獲したのでした。
当初から人馴れしており、おそらく人の世話を受けて育ったものと思われました。
すでに生後半年を過ぎており、仔猫というにはだいぶ大きくなりかけていました。

体もどんどん成長して活発になる時期の3匹の預かりボランティアを確保するのは難しく、
去勢手術後リリースするかどうか迷いましたが、思い切って保護することに決めました。
まず、シェルターにいったん預けて、それから3か月後預かりボランティアが見つかり、
そこから本格的に里親募集したのでした。猫たちはすでに1歳近くなっていて、
もうほとんど成猫でした。

紆余曲折ありましたが、ボランティア仲間の協力もあり、それぞれに里親さんが決まりました。
最後にバディの里親さんが決定したのは、保護してから半年以上が経っていました。
どんどん大きくなる黒猫兄弟を見ながら全員に里親さんを見つけてあげられるのか、と
途中はドキドキしましたが、皆に温かい家族ができて本当に嬉しいです。

バディはひとり王子生活を満喫。
ブルは姉猫2匹と同居中、末っ子として甘やかされています。
翼のお家には昨年ぶんねこの会がら妹分の愛ちゃんが家族に加わりました。