現用の中華製DACは旭化成製最新DACチップを使っている。自分史上最高音質??と思う。
DACチップ開発は日進月歩。DACは進化し続ける。自分の歳を考えればもうそろそろキリを付ける頃です。
大手オーディオメーカーの隙間を突いてきたガレージメーカーは、安価な中国製品とより一層厳しい競争に晒されています。
中国のオーディオメーカーは組み立て作業の効率化を進めています。1枚板の「基盤配線」(平面配線)は配線作業が少ない。組み立て工程も減る。
例えば、パーツを平行に並べる基盤配線は組み立て作業には合理的でも、パーツによってはを平行に直角、重ねた方法が回路上は有利なものがあると思います。
電流量によって導体断面積を変える必要もある。基盤の導体厚みを増やすと言うだけではなく、箇所によっては配線を捻る必要も出てきます。
「基盤配線」(平面配線)は組み立て作業の効率が良く量産向き、製造コストを下げることができます。
「麗しの真空管アンプ」は「ラグ配線」(立体配線)に拘ったものです。
「基盤配線」(平面配線)に比べて、パーツ組み込み、配線の難易度は格段に高い。設計者自らが講師としてが直接指導するのが前提のキット製品でした。
完全キット製品では、基盤配線にすべきと以前のブログで書きました。
以上はアナログ回路の話。
集積度の全く異なるデジタル回路のそのまま当てはめることは出来ません。しかし、その思想は生きているでしょう。
DAC製作ではDACチップのラグ配線は不可能です。しかし、部位別基盤の多層化、立体配線は可能です。
これらの組み立て作業は汎用自動機械には向かない。職人技がモノを言う。組み立てコストは上がり、製品価格に転化せざるを得ません。中華製品と価格競争は不可能です。
その一方、多層基盤となれば、DACチップ周辺基盤の取り替えが可能となる。比較的容易にアップグレード可能となります。
ガレージメーカーはフルオーダー品、セミオーダー品を作る方向に特化すべきでしょう。
自分はセミオーダー品をリクエストします。仕様は現在検討中
外装は漆塗装に牛革張り、シャーシー内は銀箔を貼って、内部の信号配線は「銀線」にしようかな〜。