これまで、所有したフォノアンプの内でダントツ音質はMC型カートリッジ専用バランスフォノイコライザーアンプ(WE420A使用)です。
シェル内蔵ヘッドアンプが必要。アーム内配線はアース線を加えなければならない。
汎用性に欠ける。
現在販売中のMC型カートリッジはあまりにも高価。自分には縁のないものになってしまいました。
◯現在、愛用しているカートリッジ
・ステレオレコード用
MM型ステレオカートリッジ日本精密宝石工業(各社カートリッジメーカーのOEM品を作っている)製のオリジナル品。針先形状はSAS、カンチレバーはボロン製。
本体は販売中止状態ですが、針は2万円台で買える。注文生産品です。
MM型カートリッジは繊細さに欠け、クラシック向きでかないと言うけれど、実にみずみずしい音を奏でる。思い込みは良くありません。
・モノラルレコード用
MM型ステレオカートリッジシュアーM44-7。M44Gの兄弟機種。DJ用に頑丈に造られている。針先形状は丸針、カンチレバーはアルミ製でM44Gより太い。
廃盤品。入手困難になってしまいました。針先はまだまだ大丈夫。代替品を探しています。ステレオカートリッジなので、オリジナルモノラルLP以外も使える。古いジャズに向いている。
◯MM型カートリッジの特徴
MC型カートリッジより発電量が大きい。エネルギーが大きいので、昇圧トランス(あるいはヘッドアンプ)を使わずに済む。汎用性が高い。
シンプル=ベストはオーディオの世界にも通じるものがあります。
MC型カートリッジと比べて針交換が可能、ランニングコストが低い。これが最大のメリットです。
LP再生はMM型カートリッジで行く方向です。
◯WE420A使用のフォノイコライザーアンプ
製作を検討中。
管球式フォノイコライザーアンプの初段菅に増幅率の高い12AX7を使うことが多い。WE420Aの増幅率は20倍、12AX7の増幅率100倍に対して低い。半導体とのハイブリッド構成を模索中。