新宿御苑と二ヶ領分水

　山の方では紅葉が見頃らしいが、こんな暖かいお天気の日に栃木や群馬に出かけて高速の渋滞にはまるのもうんざりなので、新宿御苑に行ってみた。動機と行動がきれいにつながっていないようにも思えるが、大々的に菊も飾られているらしいので。と言いつつ、どうしても菊が撮りたいわけでもなかったためか、常時携行のナチュラクラシカを忘れて行ってしまった。


　枚方大菊人形のようにどーんと菊だらけ（かどうか実物は見たことがない）になっているのかと思いきや、お庭のそこここに幅１５ｍくらいのブースがあって、カテゴリー別に菊が並んでいるのを順に見ていく趣向。菊ってカラフルなのにいくらたくさん並べても地味なのが不思議。


　菊の花よりふかふかの芝生の方がありがたく、しばしごろ寝。苑内の木々は多少は紅葉を始めていて、青空にきれいに映えていた。

　明るいうちに帰宅したが、せっかくの暖かな好天なので、懸案の夜景撮影に出かける。先月下旬のやはりやたらと天気のよい日に、多摩川沿いをチャリで走り回っていたときに偶然通りがかった二ヶ領分水。いつか見に行こうと思っていたので丁度よかったのだが、短いレンズを持ち合わせていなかった。どうせ出直すならとＲＢ６７久々の出動。これを背負って家からチャリはきついので、溝の口あたりのコインパークまで車で。案の定、夜の水辺は非常に気味が悪い。背後には轟音を立てて流れる川。トンネル河川の真っ暗な出口はほんとに不気味。付近は住宅街で大きなマンションもあり、まだ18時半なので車も人も頻繁に通りがかるのだが、暗い水面を目の前にしているとさっさと帰りたくなってくる。


　20秒くらい露光したので夕方みたいに見えるが、実際はもう真っ暗な中に街灯３本だけ。

　車に戻りチャリを片付けて、もう少し足を延ばしてみる。横浜青葉ＩＣ。何度も撮りに来ていて、SolidCurvesにも入っているが、実は国道246側でばかり撮っている。東名を跨ぐ大きなカーブをなんとか撮れないかと、通りがかるたびに気になっていた。そのカーブの真下の道路は、やはり真っ暗で脇には水路と田んぼ。二ヶ領とは対照的に誰も通らない。今まで散々あちこち撮ってきたのに、久しぶりにこういうところにくるとあまりいい気持ちはしない。そわそわとモノクロ１本撮った後、ブログ用にデジカメで撮ったらピントを合わせるのを忘れてしまった。情けない。。