■コレクション展/アートスペースモーター
展示作品に何も添えられていないので、誰の手によるものなのかその場ではわからなかった。帰ってからギャラリーのウェブサイトを見ると「石内都・オノデラユキ・北井一夫・須田一政・ハービー山口・その他」とのこと。なんだ、どれが誰のだか、写真の前で考えてみればよかった。思い出せる限りでは、石内とオノデラだけはわかった。はず。
■福居伸宏 宮内克彦/とまれ、みよ/gallery archipelago
福居の夜景、被写体は住宅街だが坂口トモユキのような昼と見まがう色合いはない。あくまで夜であることがわかる色合いと陰。光源の色に染まっていても、見る者はオートマティックにもとの色を補完して認識している。ある意味、モノクロームなのだ。なぜか惹かれる落ち着きはそこにあるのではないかと、タカザワケンジの寄せる解説から思い至った。
宮内のアンダーパスから見上げた高架道路は、どうやって撮ったのか、全く車のいない路上が大画面で精緻に表されている。普段は誰もが猛スピードで通り抜けてしまうだけの、煤塵で汚れるにまかせたままの空間が、建築写真のように提示されると違和感を禁じ得ない。
ともにカメラと肉眼の差をテーマにした作品と言える。
■織作峰子/MY SWITZERLAND/キヤノンギャラリー銀座
ヨーロッパの気取ったスナップだけどけっこう上手いのもあるなあ、なんて思って見てたら織作先生だった。こりゃ失礼しました。
■小林伸一郎/亡骸劇場/銀座ニコンサロン
廃墟漂流の作家の最新作。きわめてリアルな明るさと色合いで、おどろおどろしさはまるでなし。記録写真的な仕上がりは、見る者に様々な回想をもたらすのではないか。
■吉岡功治/森と清流のコンチェルト//富士フォトサロン・東京
四季の渓流の大型カラー写真。森のにおいと湿度が迫ってくる。酷暑の頃に見たいもの。
■井上慎也/うみまーる~水の惑星の仲間たち/富士フォトサロン・東京
技術的観点や被写体のレア度はわからないので度外視して、スナップとして非常に巧い水中写真だと思った。実に気持ちいい、伸びやかな感じ。会場は若いファンの人たちで一杯だった。この年齢層の低さは、富士フォトにしてはきわめて異例なことだろう。
■小林英夫/華と風景/富士フォトサロン・東京
きれいな花。
■佐藤司/海、人、リゾート-永遠のタヒチ/富士フォトサロン・東京
ハデハデカラー。行ってみたい。あえてどっしり系のモノクロで挑んでみたりとか。
■第27回 コダックフォトコンテスト入賞作品展/コダックフォトサロン
アサカメの月例入選作に共感できない今日この頃、ベタなフォトコン写真にはほっとするものの、モノクロの入選は一点だけ。やる気出ませんな~。
■鷲尾和彦/極東ホテル/ガーディアン・ガーデン
PHOTO DOCUMENTARY NIPPON FINALの5人の入選者の2人目。ちなみに筆者は落選。
山谷の外国人旅行者向け簡易宿のスナップ。いろんな国からの旅行者の、どことなくワケありな視線の数々が、独特の雰囲気を醸している。ありがちだがここ最近は見かけない正統派のテーマだと思う。
◆川崎市民ミュージアム/名取洋之助と日本工房
今さらの感はあったが見に行った。フォトコラージュ絵巻が圧巻(あ、巻物ではなく折り本か)。発展途上国だった日本の肩肘張ったところが切ない。しかしこの季節、17時閉館は許せない。全部見切れなかったよ。
◆昭和の鉄道写真100景-復興から高度成長へ-/旧新橋停車場鉄道歴史展示室
東京駅改装で休館した東京ステーションギャラリーの企画。懐かしの、というのは私には古すぎて当たらないが、なかなかの鉄道周辺スナップが多数見られた。
◆川彰典/在所 わが心のTOY BOX/コニカミノルタプラザ
埼玉県北部の農村地帯のスナップ。おもちゃのような懐かしさ、ということなのだが…。
◆百瀬俊哉/NEVER LAND マイ・ハバナ/コニカミノルタプラザ
いつか行きたい場所のひとつ。得体の知れない匂いが感じられる街景。ギャラリーの角に、2枚の写真をくっつけて1点としてある展示が印象的。
◆ベストショットコンテスト 2006 入賞作品展/コニカミノルタプラザ
ほのぼの。
◆ニコンフォトコンテストインターナショナル2004-2005入賞作品展/新宿ニコンサロン
国際的なコンテスト作品は、視点というかまさにセンスの違いを見せつけられるところが必ずあって興味深い。
展示作品に何も添えられていないので、誰の手によるものなのかその場ではわからなかった。帰ってからギャラリーのウェブサイトを見ると「石内都・オノデラユキ・北井一夫・須田一政・ハービー山口・その他」とのこと。なんだ、どれが誰のだか、写真の前で考えてみればよかった。思い出せる限りでは、石内とオノデラだけはわかった。はず。
■福居伸宏 宮内克彦/とまれ、みよ/gallery archipelago
福居の夜景、被写体は住宅街だが坂口トモユキのような昼と見まがう色合いはない。あくまで夜であることがわかる色合いと陰。光源の色に染まっていても、見る者はオートマティックにもとの色を補完して認識している。ある意味、モノクロームなのだ。なぜか惹かれる落ち着きはそこにあるのではないかと、タカザワケンジの寄せる解説から思い至った。
宮内のアンダーパスから見上げた高架道路は、どうやって撮ったのか、全く車のいない路上が大画面で精緻に表されている。普段は誰もが猛スピードで通り抜けてしまうだけの、煤塵で汚れるにまかせたままの空間が、建築写真のように提示されると違和感を禁じ得ない。
ともにカメラと肉眼の差をテーマにした作品と言える。
■織作峰子/MY SWITZERLAND/キヤノンギャラリー銀座
ヨーロッパの気取ったスナップだけどけっこう上手いのもあるなあ、なんて思って見てたら織作先生だった。こりゃ失礼しました。
■小林伸一郎/亡骸劇場/銀座ニコンサロン
廃墟漂流の作家の最新作。きわめてリアルな明るさと色合いで、おどろおどろしさはまるでなし。記録写真的な仕上がりは、見る者に様々な回想をもたらすのではないか。
■吉岡功治/森と清流のコンチェルト//富士フォトサロン・東京
四季の渓流の大型カラー写真。森のにおいと湿度が迫ってくる。酷暑の頃に見たいもの。
■井上慎也/うみまーる~水の惑星の仲間たち/富士フォトサロン・東京
技術的観点や被写体のレア度はわからないので度外視して、スナップとして非常に巧い水中写真だと思った。実に気持ちいい、伸びやかな感じ。会場は若いファンの人たちで一杯だった。この年齢層の低さは、富士フォトにしてはきわめて異例なことだろう。
■小林英夫/華と風景/富士フォトサロン・東京
きれいな花。
■佐藤司/海、人、リゾート-永遠のタヒチ/富士フォトサロン・東京
ハデハデカラー。行ってみたい。あえてどっしり系のモノクロで挑んでみたりとか。
■第27回 コダックフォトコンテスト入賞作品展/コダックフォトサロン
アサカメの月例入選作に共感できない今日この頃、ベタなフォトコン写真にはほっとするものの、モノクロの入選は一点だけ。やる気出ませんな~。
■鷲尾和彦/極東ホテル/ガーディアン・ガーデン
PHOTO DOCUMENTARY NIPPON FINALの5人の入選者の2人目。ちなみに筆者は落選。
山谷の外国人旅行者向け簡易宿のスナップ。いろんな国からの旅行者の、どことなくワケありな視線の数々が、独特の雰囲気を醸している。ありがちだがここ最近は見かけない正統派のテーマだと思う。
◆川崎市民ミュージアム/名取洋之助と日本工房
今さらの感はあったが見に行った。フォトコラージュ絵巻が圧巻(あ、巻物ではなく折り本か)。発展途上国だった日本の肩肘張ったところが切ない。しかしこの季節、17時閉館は許せない。全部見切れなかったよ。
◆昭和の鉄道写真100景-復興から高度成長へ-/旧新橋停車場鉄道歴史展示室
東京駅改装で休館した東京ステーションギャラリーの企画。懐かしの、というのは私には古すぎて当たらないが、なかなかの鉄道周辺スナップが多数見られた。
◆川彰典/在所 わが心のTOY BOX/コニカミノルタプラザ
埼玉県北部の農村地帯のスナップ。おもちゃのような懐かしさ、ということなのだが…。
◆百瀬俊哉/NEVER LAND マイ・ハバナ/コニカミノルタプラザ
いつか行きたい場所のひとつ。得体の知れない匂いが感じられる街景。ギャラリーの角に、2枚の写真をくっつけて1点としてある展示が印象的。
◆ベストショットコンテスト 2006 入賞作品展/コニカミノルタプラザ
ほのぼの。
◆ニコンフォトコンテストインターナショナル2004-2005入賞作品展/新宿ニコンサロン
国際的なコンテスト作品は、視点というかまさにセンスの違いを見せつけられるところが必ずあって興味深い。
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