上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

ただいま

2006-05-02 00:05:42 | 寝言
 35mm判ベタ焼き用の六ッ切りがさっそく切れてしまい、迷いに迷った末、イルフォードMG4を買ってきた。使っているマルチグレードフィルターがイルフォなので、かつて馴染んだ紙に戻ることにした。ここ一年、月光を使っていてちょっと硬い印象があって、フィルターが紙に合ってないんだろうと思っていたのだが、今日店頭で月光のフィルター(もう売れまい)と見比べてみたら、全く同じモノのように思えた。枠まで同じで、同メーカーのOEMではないかとすら。ということは、このところのフィルム現像が濃い目になってたのかも知れない。いやしかし、最近残っていたイルフォで焼いたらちょうどいいトーンだった。単に古くなってただけなのかも知れない。よくわからないが、今日買ってきたイルフォで焼けばはっきりするだろう。
 で、初めて44M、即ちパールなんてのを買った。ベタ焼きには25Mのサテン(半光沢紙と無光沢紙の間くらい)がベストだと思うのだが、すごく高い。100枚入りで1M(光沢紙)と千円以上差があるのはなんとしたことか。たぶん一番需要があるんだろう。そんなにこだわりはないので、月光の半光沢紙と同程度と思われるパールにした。それでも1Mより500円ほど高い。百枚入りの六ッ切りに関しては富士の方が安いのも巧妙な値付けだ。ベタ焼き用なんて一番安いのでいいと思うのだが、富士はマルチグレードのフィルターが違うように見受けられる。試してみるのも面白いのだが、まずはメーカー標準を見た上でやるべきことだろうし、ベタと伸ばしで全然違う性質の印画紙を使うのはしんどいので、フィルター一式併せて買い換えるのは見送った。

 と言いつつ、実はまだ迷ってて、問題は片付いていない。
 中判で撮り貯まってきたソリッドカーブ、これをどれで焼こうかと。もし富士で、となければフィルターごと買い換えコースなのだが。本当は、RCペーパーなのに厚手で重厚感のあるイルフォのRC PORTFOLIOにしたかったのだが、これはもうない。バライタでいくなら、イルフォも富士もいい値段だ。富士のレンブラントを試して見たい気もするし、迷ってないで、貯まってるんだから一通りさっさと焼いてしまった方がいいか、いや、そんなのは却って時間の無駄だとか、愚かに逡巡しているところである。
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