平成三十一年一月十四日、平成最後の成人の日。
この日は、タイトル通りの快晴のお天気。
二十歳になったみみかも、晴れ着を着て地元の成人式へ参列した。
義務教育期間のほとんどを不登校で過ごした、みみか。
中学校時代の新しい同級生は全く知らない。
知っているのは小学校時代の同級生、だけど卒業以来ほとんど誰とも会っていない。
招待状が届き、どうするのかと思っていたが、この日とばかりに出席する気満々だった。
だって、「振袖を堂々と着られる!」「いろんな振袖を見られるチャンス!」だと。
みみかは元々、昭和チックな物や、日本古来の物が好き。
着物にも興味があって、自己流だけど、自分で着付けが出来るようになっていた。
なので、随分前から、私の振袖を着るのを楽しみにしていた。
振袖は、私の母(みみかの祖母)が反物を選び、呉服屋さんに頼んで両親が作ってくれたもの。
従姉妹たちにも着てもらって、着物としては何度か使われ日の目を見ている。
みみかがこんな風に羽織ることになるなんて、時の流れはあっという間ですごいねぇ。
愉快な認知症だった父(みみかの祖父)も、あちらの世界で目を細め、みみかを見つめていることだろう。
成人式の数日前に予行演習を済ませ、当日は段取り良く、着付けに髪の毛のセット、もちろんメイクも、全てを自分でこなした。
(私や母が帯や着物を持ったり、ほんの少し手伝う程度)
(だけど、後で確認したら、御端折りがちょっと歪んでしまっていた模様・・)
(仕方ないね、自己流で勉強中ということで、技術向上を目指すべし!)
飾り結びも、ネットでいろいろ調べ参考にし、持っている帯の柄を工夫して、自分で考え何度も練習していた。
かばんや髪飾り(一部)なども、全部自分で手作りした。
振袖の上に羽織る、白のふわふわショール、私のものもあったけど。
みみからしく、着物に合わせたイメージのものを自分でデザインし、母(みみかの祖母)に縫ってもらった。
それが、これ↑ポンチョ型のコート。
(数万円はしそうな仕上がり!・・だけど、数千円で完成!)
これもネットで調べ、いろいろ参考にしてデザインした。
尤も、当日はいいお天気で暖かく、羽織ることは無かったけどね。
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不登校の間、「我が家のおうち教育/神子屋教育」でみみかは学んだ。
日常の買い物や、洋裁や工作などで、必要に応じて計算する力も身に付いた。
我が家のゆるゆる自然農では、植え付けの計画や作業上の工夫など、知恵を絞ることも多々。
畑って、けっこう頭を使って、自分なりのアイデアが生まれるんだよね。
勿論、収穫の嬉しさや、収穫物を加工する楽しみ、更にはそれらを味わう喜びも体験して来た。
学校の教科書ではなく、図書館や電子辞書、自分の好きな漫画やエッセイ、それに何よりインターネットを大いに活用した。
分からないことは、ネットで調べればすぐに見つかる。
いろんな偽情報や噓もある。
だけど、玉石混淆の中でこそ、見抜く力、真実を見つける力が鍛えられる。
「神子屋教育」はネットの力をフルに活用した教育であったし、現在も進行形。
必要な情報をネットで検索し、収集しては取捨選択する。
そうやって、ほとんどの場面においてネットの力は発揮され、「我が家」の豊かな生活に繋がっている。
「我が家」はある意味、壮大な?実証実験の場でもある。
みみかのやる気や努力や、元々の素質みたいなものも、きっとあるだろう。
だけど、みみかのような若い世代の子供たちは、必ずそういった力を持っている筈。
インターネットの有る今の世を、(意識的にも無意識的にも)選んで生まれて来たのだから。
これから、「日本再生」「日本復古」が始まる。
それは、「神性の自覚」と「霊性の復活」を辿る道となる。
今の日本、これからの日本の為に生まれて来た、みみかを含む今年の新成人に『御目出度う!』