今月のはじめ、これまた友人に誘われて
ワークショップに参加してきました。
ひびのこづえさんは、テレビや舞台の衣装を作るコスチュームアーティスト。
コスチュームを作るときに出た色々な布や素材の裁ち端を使って、「ちいさな生きもの」のブローチを作ろうというものでアートラボぎふのプログラムの一つです。
この裁ち端を捨てられない気持ち、
よーーーくわかります。
私が行う薔薇作りのワークショップでも、ほんの少しの裁ち端が出るんですが捨てられない。
見てたらお菓子みたいで美味しそうだなって思って、これを漉き込んだ紙が「琥珀糖紙」
ちり取りしてると、赤筋という繊維が変色しヤケた部分や、黒皮等をを取り除くのですが、ヤケだけを集めて雲龍に漉いた紙が「落ち穂」
これは、その名の通り落ち穂拾いからきています。普段はチリ入りの紙にしてしまうような繊維も丁寧により集めて漉き、新しい表情の紙を作り命を吹き込む。あの絵となんだかリンクしまして。
話は元に戻しましてひびのこづえさん
岐阜県出身の日比野克彦さんの奥さまでもあります。
日比野克彦さんは皆さんご存知岐阜県出身の芸術家。
新潟では田んぼや農村を表現の場とした
「越後妻有アートトリエンナーレ」や、
岐阜では干支や1から12の数字を竹や和紙を使用し大きな大きな行灯を作り、鵜飼いの船につけ、それを冬至の日に流して過ぎゆく一年に思いを馳せる「こよみのよぶね」を監修したり。
岐阜県美術館の館長さんもしています。
越後妻有は越前にいたときに見に行ったし、
こよみのよぶねは2年ほど美濃和紙チームで参加してました。
両方そうとは知らずに面白そうで行ったのが面白い。面白そうなことをするのが日比野克彦さん。
で、その奥さまのワークショップなので面白そう。
ブローチ作りの最初はデザイン、
必ず色まで付けるとのこと。
え?生きものじゃない?
いえいえ、これは空と山と川、そこから生まれるちいさな生きもの達という岐阜をテーマにした物語になってます。
デザイン含め布選び縫い付け合わせて2時間半という大忙しスケジュール。糸の色は沢山用意してるけどあらかじめ切ってあるものを使い切ってからしか色替え出来ないルール。
いや、替えてる時間ないです。。充分です。
細々とデザインしたことを後悔。
空は自分で染めた和紙を使用。
最初に全部選んできてひたすら縫うしか時間はないと理解し、木とか川とか生きものとか用に細々と種類多めに布を選ぶ。
そして、ひたすら縫う縫う縫う!
不器用なのに泣
とりあえず全部時間内に縫い付けた!
けどなんだかなあと縫い直す
う~んなんか違う。
ついでに糸が目立たないように縫い直し。
落ち着いた。
なんだか色々思うところはありますが、これで良し!!!
なんだか色々思うところはありますが、これで良し!!!
午後からはホワイトアスパラガスさんのパフォーマンス。
ひびのこづえさんが作った衣装で表現する世界観+ダンスパフォーマンスで一流のエンターテインメントでした。
衣装の力というのをすごく感じとても楽しい時間を過ごしました♪