六年生で自分で卒業証書を漉くのが最終目標。
紙漉き職人数人が1回ないし2回ほど指導しに行きます。
小学生は同じ学年でも身長や力も個性豊かで、その子にあったサポートを考えたり。
その年頃にあった指導方法、言い方などを工夫しています。
一、二年生は力がないので、ほぼサポートの紙漉き。楽しんでくれたらそれで良し。
三年生は少しサポート入りつつ、流れを覚えて貰う。
四年生は紙漉きの授業が沢山あるので、ステップアップを
五年生は力も出てきてるので、ほぼ自分で漉けるように。
六年生は卒業証書
毎年受け持つ学年が違うのですが、今年の五年生は昨年四年生で指導したクラス。
少し大きくなっていて、少し落ち着いていて、(全く知らない人の子ですが)成長が感じられて楽しいです。
今年はなんと兄弟子とペアでした。お初。
いつもは頼られる側だったので、割とすることが多かったのですが、何でも出来る先輩、こんなに安心で心強いことはありません。
言葉少なくても理解してくれて、準備も片付けもテキパキ。仕事出来る人はやっぱり凄いな。
一人二枚ずつ漉いたのに、時間が余ったから、最後は質問タイム。
和紙はどんなのに使われてる?
和紙職人になって和紙を見る目は変わったか?和紙職人していて楽しいことは?年収は?
我も我もと質問責めでした。
興味を持ってくれるのは素直に嬉しいです。自分の育った町の伝統工芸だから、知って欲しいし、誇りに思えるよう私たち頑張るよ。
次に伝えなきゃね。
漉いた紙は後日乾燥してお届けします。
何に使うのかな?
今年度はこれで終わらない。
次は卒業証書本番を教えに行きます!