ルツ記
2020-10-12
○
ルツの出来事は,
士師の時代のことです。
ルツ記のテーマは
贖い(買戻し)です。
ルツはキリスト教会の型であり,
買戻しの権利のある親類のボアズは
贖い主キリストの型です。
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(ルツ記1:1 口語訳)
「さばきづかさが
世を治めているころ,
国に飢きんがあったので,
ひとりの人が
その妻とふたりの男の子を連れて
ユダのベツレヘムを去り,
モアブの地へ行って
そこに滞在した。」
○
ルツの信仰
(ルツ1:16)
「ルツは言った。
『あなたを捨て,
あなたから別れて帰るように,
私にしむけないでください。
あなたの行かれる所へ
私も行き,
あなたの住まれる所に
私も住みます。
あなたの民は私の民,
あなたの神は私の神です。』」
ルツが姑のナオミに話しました。
ルツは信仰をあらわしました。
ルツの信仰と従順によって,
理想的な夫のボアズを
得ることが出来ます。
このとき,
ルツは続いて次のように言います。
○
(ルツ1:17)
「あなたの死なれる所で私は死に,
そこに葬られたいのです。
もし死によっても
私があなたから
離れるようなことがあったら,
主が幾重にも
私を罰してくださるように。」
ルツの信仰と従順は,
この後
祝福をもたらします。
○
買戻し
(ルツ3:9)
「彼は言った。
『あなたはだれか。』
彼女は答えた。
『私はあなたのはしためルツです。
あなたのおおいを広げて,
このはしためをおおってください。
あなたは買い戻しの権利のある
親類ですから。』」
「買い戻しの権利のある親類」
という言葉は,
「ゴエル-」という語で,
「贖う者」という意味です。
○
「ゴエルー」
(買戻しの権利のある親類)
である
ボアズの異邦人ルツに対する愛が,
異邦人を救う
イエス・キリストを
予表しています。
神の救いの深遠な計画を
思わしています。
○
ルツの祝福
(ルツ4:14 口語)
「そのとき,
女たちはナオミに言った,
『主はほむべきかな,
主はあなたを見捨てずに,
きょう,
あなたにひとりの近親を
お授けになりました。
どうぞ,
その子の名がイスラエルのうちに
高く揚げられますように。』」
ボアズは大きな犠牲を払って
ナオミの畑を買い取りました。
そして,
ボアズはルツと結婚しました。
ルツに子が生まれました。
その子孫に
イエス・キリストが生まれます。
○
私たちも
イエス・キリストを信じるなら,
贖われ,罪の奴隷から
神の子とされます。
2020-10-12