2コリント 福音1
パウロの証しとイエス・キリストの福音
(2コリント1:3-22)
パウロはコリントに手紙を送ります。
手紙の初めでは,
証しの中に福音を書いています。
○
主イエス・キリスト
(2コリント1:3)
「ほむべきかな,
わたしたちの主イエス・キリストの
父なる神,
あわれみ深き父,
慰めに満ちたる神。」
イエスの称号であるキリストは,
油注がれた者のことであり,
イエスが救い主であることを
意味しています。
○
キリストの苦しみ 受難
(2コリント1:3,4)
「私たちの主イエス・キリストの
父なる神,慈愛の父,
すべての慰めの神が
ほめたたえられますように。
神は,どのような苦しみのときにも,
私たちを慰めてくださいます。
こうして,私たちも,
自分自身が神から受ける慰めによって,
どのような苦しみの中にいる人をも
慰めることができるのです。」
神が,私たちを慰めるということが,
この手紙の中心の教えの一つです。
ここでは,
神は「慰めの神」として
私たちに現われてきます。
○
キリストの苦しみ 十字架
(2コリント1:5)
「キリストの苦しみが満ちあふれて
わたしたちにも
及んでいるのと同じように,
わたしたちの受ける慰めも
キリストによって
満ちあふれているからです。」
イエス・キリストを信じる者の苦難は
「キリストの苦しみ」
(十字架のキリストに結ばれて受ける苦難)
であります。
「受ける慰め」は「キリストによって」
神から受ける慰めであるのです。
○
死者をよみがえらせてくださる神
復活
(2コリント1:9)
「ほんとうに,
自分の心の中で死を覚悟しました。
これは,もはや自分自身を頼まず,
死者をよみがえらせてくださる神に
より頼む者となるためでした。」
神は死者を復活させてくださる方です。
神の真理を学ぶには,
わたしたちは御言葉を聞くだけでなく,
従うことが必要です。
パウロは,
自分の力は頼れないことをとおして,
神に希望を見出しました。
パウロの言葉はイエスの生涯,
聖霊の働きを自分の体験で確認しました。
神は,
苦難にあるパウロを助けてくださいました。
それはパウロが十字架と,
復活の体験をするためでした。
☆彡
(2コリント1:8-10)
「兄弟たちよ。
私たちがアジヤで会った苦しみについて,
ぜひ知っておいてください。
私たちは,非常に激しい,
耐えられないほどの圧迫を受け,
ついにいのちさえも危くなり,
ほんとうに,
自分の心の中で死を覚悟しました。
これは,もはや自分自身を頼まず,
死者をよみがえらせてくださる
神により頼む者となるためでした。
ところが神は,
これほどの大きな死の危険から,
私たちを救い出してくださいました。
また将来も救い出してくださいます。
なおも救い出してくださるという望みを,
私たちはこの神に置いているのです。」
○
主イエスの日 再臨
(2コリント1:14)
「わたしたちの主イエスの日には,
あなたがたが
わたしたちの誇であるように,
わたしたちも
あなたがたの誇なのである。」
主イエスの日には,
お互いが誇りとなります。
そのとき,神の恵み,神の神性と真実は
完全に理解することができます。
☆彡
(2コリント1:12-14)
「さて,わたしたちがこの世で,
ことにあなたがたに対し,
人間の知恵によってではなく
神の恵みによって,
神の神聖と真実とによって
行動してきたことは,
実にわたしたちの誇であって,
良心のあかしするところである。
わたしたちが書いていることは,
あなたがたが読んで
理解できないことではない。
それを完全に理解してくれるように,
わたしは希望する。
すでにある程度
わたしたちを理解してくれているとおり,
わたしたちの主イエスの日には,
あなたがたが
わたしたちの誇であるように,
わたしたちも
あなたがたの誇なのである。」
○
内なる御霊
(2コリント1:21,22)
「私たちをあなたがたといっしょに
キリストのうちに堅く保ち,
私たちに油をそそがれた方は神です。
神はまた,確認の印を私たちに押し,
保証として,
御霊を私たちの心に
与えてくださいました。」
神は,わたしたちに御霊(聖霊)を
心に与えてくださいました。
このわたしたちの内の御霊は,
わたしたちの救いの確認であり,
救いの保証です。
2019-08-31