図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
提案書を出しました
新潟かみしばいクラブ・絵本の会がらがらどん所属
石倉恵子
図書館おはなしのじかんに関する提案書
1 提案内容
市立図書館おはなしのじかんにおいて、どの団体も「子どもリクエストタイム」を設ける
2 提案内容詳細
①どの団体も、作ったプログラムに付け加えて、子どもの希望があった本(紙芝居を含む、以下同様)を読む「子どもリクエストタイム」を設ける。リクエストタイムの時間は、全体の時間の三分の一程度。
②ボランティアは、事前に提出するリストにリクエストタイム用の本を5冊以上加えておき、その中から希望する参加者の子ども(乳児の場合は保護者)に一人ひとつずつ選んでもらう。
③プログラムを作らず全てリクエストで構成するやり方は、すでに上記2団体で行われているので、全てリクエストでもよい。
④事前のリストになく、子どもが書架から持ってきた場合、その本を読むことも可能とする。
⑤子どもの意見が出ない時は、多数決や、わらべうたの「どれにしようかな」などをやり、参加者みんなで決める。それ以外の対応は各団体が話し合って決める。
⑥市の子ども条例対応事業として、「子どもリクエストタイム」を広報する。
3 提案理由
①新潟市は子ども条例が公示された。子どもの人権である意見表明権を確保し、条例違反を避けるため。
②コロナ禍で子どもにとって息苦しい状態が続いている。より開放的なおはなしのじかんにするため。
③ボランティアが子どもの気持ちをそのまま受け止めることを通じて、保護者の育児不安を和らげ、子どもの自己肯定感を育てるため。
④当該事業の参加者が少なく、ボランティア活動に行き詰まりがある。市民に届くPRの言葉が必要だ。
⑤ボランティアが選書や読み方を必要以上に突き詰めることが多い。プログラムに流動性を持たせることで、突きつめる考え方を転換し、多様性を認めて寛容で持続可能な社会につなげるため。
⑥ボランティアの、幅広い知識や対応力・開拓精神を引き出すため
4 背景
①上記2団体では、子どものリクエストに応じる聞き手選書型を2006年から始め、より子どもの信頼を得て交流が深まっていると感じられる。
②子どものリクエストを取り入れたおはなしのじかんをやっている私の経験では、子ども同士のリクエトであれば、子どもは長時間でも年齢の違うグループでも、納得して聞いている様子がある。
③「児童の声を取り入れ、アンコールの絵本やリクエストの絵本を読むのも児童の興味を喚起する意味で有効である」(生田美秋)の記述がある。(『絵本BOOKEND2017』絵本学会/発行より)
5 開始希望時期 令和4年度 以上
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