白い巨塔もどき

 個人的には、田宮二郎主演のものが懐かしかったです。
複雑な医療事情や人間関係などが綾目のように織り込まれていますが、医療裁判のことに気持ちが集中しました。「手術の技」ではなく、「必要な手術だったのか、事前の検査はどうだったのか」ということが争点になり、偽証がからみドラマが大きくなりました。

 どうしておはなし会に人が集まらないのかと考えて、別の視点から見れば糸口が見つかるかも知れない、などといろいろやっていた当時のことです。
10年も広報してそれなりにお声かけしているので、「広報には問題がない」と思っていました。世の中全体「おはなし会」というものに対する認知度もあがってきました。
「やっているほうはセオリーに沿って試行錯誤しながらちゃんとやっている」「学校に行けば喜ばれるみたいだ」とも思いました。

 学会とかそういうレベルでないので「もどき」ですが、白い巨塔に似ていると思いました。「はたして、利用者の希望に沿ったものだったのか」と、「何故かそれが見過ごされている」というところが、同じです。
財前さんだって、一生懸命やっているし、お母さんの前ではほとんど素になって、「おかあちゃん」と言っているのが泣かせました。良い技術をもってすれば、より大勢の人が救われる、というのも納得しています。敏腕弁護士もそこで固まって、なかなか動けなかったですね。
 どうやって解決に導いたのか。「おとうちゃん」と呼ばれる弁当屋さんにその技術を当てはめるときに、どういうふうにやってきたのか、思い出して、またそこから出発したいと考えています。
 
 
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