図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
ボランティア入門講座の資料を読む
ここ数年、中央図書館でボランティア入門講座があります。今年度の講座資料を、窓口で見せてもらいました。
それについての意見です。直接言えばいいのでしょうが、言ってもどこかの国の首相のように「真摯に受け止め」などと権力者が都合よく使う言葉ではぐらかされるだろうという感じがして、ぶつぶつとブログに書くことにします。レジュメを作った人にしてみれば、自分が習った以上のことを、レジュメに書くのはとても勇気のいることでしょうから、仕方ないようにも思います。
1、ボランティアは図書館に奉仕するのでなく、市民の側に立つのだという基本的なスタンスを教えていない。ボランティアが権力側に立って上から目線になるのは、これが原因だと思います。
2、絵本の分類を「物語・昔話・科学」と分けていたけれど、『もけらもけら』など言葉の絵本(音や画面展開を楽しむ)ような絵本はこれらの分類の中に入らないので、まずいのではないでしょうか。これは、図書館の分類がそうなっているせいもあるかと思います。けれど、過去に絵本学会が指摘したように、絵本を物語中心で考えることに偏った歴史があり、これを反省するべきだと思うのです。仲間外れにならないように、どの本もどこかの分類に入るようにジャンル分けをした方がいいように思います。「物語主体」「絵や音が主体」と分類することで、おはなし会のプログラム作りにも役立つことでしょう。
3、全体的に「教えること」が多すぎる。あれもこれも教えようとすると、受講生はどんどん視野が限定されて、「この本は良いか悪いか」「上手に読めたかどうか」などという狭い思考に囚われます。そして、間違いを恐れるあまり口の達者な先輩の言うなりになります。新人に厳しい団体もあることを職員は知っていて、ベテラン組の私たちに「厳しくしないで」などとおっしゃっていましたが、講座でこういうふうに細かく指導するのがその大きな原因だと思います。
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