~ 鳴かず飛ばず ~

喜怒哀楽の日々を綴る

飽食ニッポン

2010-04-17 08:50:54 | 日記・エッセイ・コラム

テレビ番組でよく 〇〇食べ歩き、〇〇グルメ、〇〇料理 ・・・・ などのタイトルで、食べることをテーマにした放映がある。その中で実際に食べるレポーターは、食べ物を口の中に入れると直に 「プァーと旨みが口の中一面に広がり、まろやかな味で ・・・・・・ 」 とわけのわからないコメントを長々と発する。 ( それが仕事と言えばそうだが )

本当に美味しいものは、舌でじっくり味わった後飲み込んで、その旨さをしみじみ感じるものである。

また、限られた時間内にどれだけ多く食べられるかという 「大食い競争」 を観たことがある。その中味は肉食だったり、メン類だったり、果物だったりする。ろくろく噛みもせず胃の中に詰め込むだけの作業である。こんなかたちで食料が消費されるのはムダでもあるし、参加者の消化器に異常をきたしかねない。

近所に大きな柿の木があり、毎年秋になると、その木にカラスが群がり柿の実を食べ尽くしてしまう。その柿の木は、悪名高き 「カラス」 を養っている。

                『 飽食に もぐ人もなく 柿たわわ 』

一方、先日 「パンの缶詰会社」 がハイチ大地震の被災者に食料支援するという取り組みをテレビ放映していた。

その内容は

非常災害用保存食に 「パンの缶詰」 を開発した。従来あるカンパンと比べて柔らかく、とても美味しく、賞味期限は3年だそうだ。そのパンの缶詰を食料難であえいでいるハイチの人々に送るために、缶詰会社の社長が会社に在る在庫すべてと、自治体に働きかけ、自治体で保管しているパンの缶詰の内、賞味期限が残り1年あるもの ( 1年後には廃棄処分される缶詰 ) を回収し空輸するという取り組み。

運送費の負担が大きく、格安で空輸できないものかと東奔西走していた社長の姿が印象的だった。

                   社長に国民全員が拍手 

何故 政府は運送費ぐらい負担できないのか? と思った。政府は社長を賞賛し、感謝状を進呈しなくてはならない。