精神と物質

精神生活と物質生活のバランス

なぜ、日本はサヨクがこんなに栄えているのか?

2013年05月12日 21時00分00秒 | 保守主義について
いろんなキーワードで検索して、ブログをいろいろ見てると左翼系が多いな、と思う。
ただ、今後左翼は衰退の一途だろうとわたしは思っている。なぜか?……簡単に言えばメッキが剥がれればそれで終わりだからだ。

日本という国は特殊な国で、これだけ文化人やマスコミ、マスメディア、学閥関係者などが左翼思想に被れた人間に占められているというのはめずらしい。保守派はいても、小林よしのりのような残念な人も多く、中川八洋を除いてクオリティーの高い保守主義者は大森勝久氏ぐらいしか思い浮かばない。渡部昇一も保守主義よりだと思うが、それでもほんとうに少ない。保守主義こそが日本の伝統的、正統な精神文化を汲むものなのに、これはどういうことなのだろうか。

なにしろ左翼が日本を覆い始めたのは戦前、コミンテルンの32年テーゼからである。戦前は共産主義崇拝者は多く、戦後そういった『32年テーゼ』崇拝者が東大の学長になったり日本の精神文化を破壊する一翼を担ったのである。
そもそも大東亜戦争(太平洋戦争)も、国家社会主義者という『右の左翼』によるものであることは明らかなのに、あたかも保守によって引き起こされた戦争のように未だに日本国民は思い込まされている。統制経済、国家電力法や国家総動員法などの条令はあきらかに社会主義のものであり、戦時中の日本は社会主義化していたのである。つまり右傾化ではなく左傾化していたというのが真実である。
戦時中の日本が全体主義化していたのは、北一輝や大川周明のような『日本的社会主義』が幅を利かしていたからだ。社会主義を正義だと錯覚する左翼や社会主義経済こそが全体主義をもたらす。
だから、社民党や共産党が「右が戦争を起こしたがっている」とかいうのは嘘である。
しかし、このような捏造歪曲がまかり通るのは、民族派保守と言われる日本の保守が今までだめだったせいもある。
いままでの日本は「右も左も真っ暗闇」だったのである。早い話、保守主義がなかったのである。


保守主義とは何か? その1

2013年05月10日 14時36分45秒 | 保守主義について
きょうは雨。父親の誕生日にノート・カバー、額に入れた写真を贈る。
iTnunsStoreのアルバムを試聴しながらTPP関連の本を斜め読み。
風が強くなってきた。ごぉごぉとすごい音だ。

雰囲気が出てきた…(なんのだ…w …いや、文章を書く雰囲気というか…)

で、保守主義について書こうと思う。

実は、日本は保守主義者はほとんどいないといっていいほど少ない。事情はおいおい説明したいと思うが、しかしそれにも関わらず本来的には(無意識的には)日本人は保守主義の精神を骨幹に歴史を生きて生きた民族である。東日本大震災の時に、非常時における道徳的なレベルの高さが評価されたように、一般の庶民の道徳意識が高いのは、日本が歴史的に保守主義的な精神を培ってきた証であるとおもう。

一般に保守と呼ばれている著名人では、例えば漫画家の小林よしのりとか西尾 幹二とかいるが、この二人は実際のところ、保守主義とは無縁である。彼らは民族派とか民族派保守と呼ばれる。特徴は大東亜戦争賛美論者であり、「日本は悪くない、ひたすらアメリカが悪い」という説を力の限り主張する人たちである。反米主義者と言ってもいい。
彼ら民族派保守の頭の中には『マルクス史観』による世界観や価値観<欧米先進国はは後進国から搾取する悪である>という階級闘争史観が色濃く残っており、その観点から日本やアメリカを捉えているため、正確には彼らは保守ではなく、ウヨサヨ(ウヨクちっくなサヨク)である。