植物を育てています

盆栽の手入れをしながら感じたことをお話ししようと思います

思いのまま(梅)の花

2023-03-09 21:27:26 | Weblog
盆栽になっている梅の木というと。


よく園芸店などで見かけるのが、 冬至梅 白 一重 他の梅よりの早く咲き始める。(下の画像、左側)



寒紅梅 赤 一重(おしべは赤くはない)(上の画像、右側)















盆栽展で見かけるのが 野梅 白 一重








緋梅 赤一重、おしべも赤い


















鉢で育てるのが ちょっと難しい 「おもいのまま」
八重咲き 咲き分け



一本の木で 白、赤咲き分ける。






花はよく咲くので、問題はないのですが、

梅は剪定の時期が限られるので、大きさを維持するためには 
剪定をしっかり行わなければなりません。

良く咲いてくれるのは、良いのですが、新芽の芽持ちが悪く、
どうしても伸びた枝の先っぽにしかしっかりした新芽 が付かないのです。

そのため、咲かせるためには 輪郭がだんだんと大きくなってしまうので、

「おもいのまま」には出来ず、「なんで 思いのまま にならない梅だ。」と 若いころは思いました。


還暦を過ぎて やっと 名は体を表す とか 言いますが 得てして 逆なのだ。 なあんて。


 花を見て やっと 大人の仲間入りができた?  のかな? と。

みんなde盆栽になろう

2022-11-15 17:45:02 | Weblog
去る令和4年11月6日(日曜日) 武蔵一宮 氷川参道「平成広場」にて

はじめての 盆栽ワークショップ を行いました。

幸い お天気に恵まれ、暖かで 穏やかな日で 助かりました。


植物の種類は 長寿梅(バラ科ボケ属)

小さな赤い花(梅より小さめ)が1年を通して開花します


こちらにて 詳細は続きます。

みんなde盆栽になろう


画像が増えたら こちらにて掲載します。


モミジ(デショウジョ)の芽摘み

2022-06-15 21:36:49 | Weblog













先日 デショウジョの苔玉を「かんたん盆栽講座」で皆さんに作っていただきました。

もう少しすると モミジの新芽が伸びてきます。

その時の手入れ方法を 説明します。

春に新芽が出たときにも 同様の手入れをしていただきたいのですが、

この時期(梅雨) モミジなどの雑木(落葉広葉樹)は 2回目の新芽が出てきます。

これをそのまま ほうっておくと 樹高、樹幅 が 共に大きくなってしまいます。

小さめの盆栽を早く大きくする と言う計画があったとしても 

芽摘みは必要です。

なぜならば、 すべての枝の新芽が同じように芽吹くのでは ないからです。

特にこの時期の新芽は 栄養がよいところに集中して出てきます。
(一番高い位置の枝は特に早く、長く伸びる)

盆栽の上の方の枝は早く、新芽が出てきますが、下枝の方は 遅れて出てきます。

なにもせず ほっておくと 下枝や 短い枝などは 新芽が出ないだけでなく
元気に伸びた枝の日陰になり 光合成できず 来春には枯れてしまうことになります。

樹形維持は 当然。または、集中して伸ばしたい、太くしたい としても
芽摘みによって 樹勢の平均化をはかります。

また、 なるべく小さいうちにピンセットで摘みとることを続けると葉が小さくなってきます。







わかりやすく説明するために こんなに伸びていますが、出来るなら 
もっと小さいうちに 摘み取ることをおすすめします。

ここまで伸びてしまうとハサミで切るほかはありませんが、一番先の方のところくらいだったら、指やピンセットで簡単に取れます。






これで 樹冠部分に集中してきている「枝、葉 を出す力」を他の枝に回すことが出来ます。


この画像は盆栽のあたまの部分、一番高いところの芽摘みなので 1対残し、芽を摘む。
(上の部分=樹高の上3分の1くらい)

下枝の時には 2対残して芽を摘むようにします。(残りの部分)




芽摘み後、この 残した葉(1対)の根元から2本の新芽が出てくるので、これも同様に芽摘みをします。

梅雨明け後、日差しが強くなると 成長も止まりますが、それまで しっかり芽摘みをします。


この時期(梅雨) 置き肥は おすすめできないので 雷雨後 液肥をやるのも良いかと思います。
(液肥は 希釈倍率の薄めを)

また アブラムシ、うどん粉病 などを発見した場合は ホームセンターなどで売っている バラ用のスプレーで散布するのが 安全です。(使用上の注意はよく読んでください)

虫や病気を発見したら なるべく早く対処してください。

デショウジョの場合は芽摘みをすればするほど、この真っ赤な葉が あとから、あとから出てくるので
きっと 楽しいと思います。

ヤマモミジよりデショウジョの方が西日に弱いので 西日を避ける場所があれば、梅雨明け直前に 移動します。



かんたん盆栽講座 「桜の回」の旭山桜の画像が届きました。

2022-05-02 17:09:01 | Weblog




ことしの春行われた かんたん盆栽講座 「桜の回」の旭山桜が 無事に咲いたとのこと 画像をいただきました。

 良かったです。

この後 肥料を 5月6月と与え、梅雨時から9月20日ごろまではお休みとしましょう。

 剪定は今月20日過ぎ頃に一度やってもらう予定です。剪定については 後日紹介したいと思います。



明日から さいたま市 北区盆栽町にて 盆栽祭り (5月3日~5日) が開催されます。

無料盆栽相談コーナーもあるようです。

 私は盆栽美術館にて 3,4,5日はお水やりに行きます。

旭山桜のヤゴ芽

2022-04-14 17:07:35 | Weblog


先日 旭山桜のことで お問い合わせが ありました。

本体の隣から にょきっと 生えてきた新しい幹をどうすべきか とのこと。

旭山桜は 接ぎ木なので、根元や根から生えてきた部分については 旭山桜ではなく、台木の違う種類のサクラです。

ほかの樹種と違い、双幹(2本立ち)、や三幹に育てるのには 不向きとなります。

また根からの栄養の供給も本体に行くべきものを奪って育つので、本体の弱体にもつながりかねません。





ですから 根元から切り取ることをお勧めします。






こちらの場合も同様です。



違うサクラの花をお楽しみになるのも あり、かもしれませんが、

本体の方に力が向かうように 一気に伸ばさぬよう、気を付けましょう。


かんたん盆栽講座 「桜の回」

2022-03-17 20:12:31 | Weblog





3月16日(水曜日) さいたま市 プラザノースにて かんたん 盆栽講座 「桜の回」を実施しました。


今回の教材は アサヒヤマザクラ (ヤエザクラ の中の オオシマザクラ その中の サトザクラ そのから 品種改良された・・・ らしい。)


サクラ バラ亜科 バラ目 バラ科 サクラ亜科 

アサヒヤマザクラは ヤエザクラ→ スモモ亜科 らしい。


上の画像は、以前 盆栽教室で作った生徒さんの育てている去年の時の画像です。










作業時の風景









根をほぐします。

先ずは 根元の部分、根の張り具合を確認。

次に 底の部分。

最後に周りをほぐします。

これから咲くので、根のほぐしすぎに注意します。







赤玉土を回りに入れているところ。 

隙間ができないように、まんべんなく 箸でつついて入れます。

このあと、針金でしっかり 止めます。



苔をはって 完成。

苔を全面にはった方が 見栄えは良いのですが、水やりのタイミングをわかりやすくするため 赤玉土が見える部分を残します。










みずやり。

下から濁った水が 澄むまでしっかり 水やりをします。(4~5回)










今回の完成時の画像がこちら



毎回、出来上がって 皆さんで並べて撮影しています。








銀色に見える苔は ヒゴケ です。





 

今回も 皆さん、「初めての盆栽」 だったようですが、楽しんで 作ってもらえたでしょうか?








順調にいけば、来月中旬には 開花する。はずです。


開花時に 皆さんから画像をいただければ、 また紹介したいと思います。



かんたん盆栽講座 「梅の寄せ植えの回」

2021-12-15 01:56:07 | Weblog



12月3日 (金) さいたま市プラザノースにて

毎年恒例となりました 盆栽講座 「梅の寄せ植えの回」を行いました。


松竹梅については 前年度のかんたん盆栽講座 「梅の寄せ植えの回」こちらを

寄せ植えに使った植物

冬至梅(一重の白、梅の中でも早い時期に咲き始める)

黒松

屋久島笹

ナンテン

寒菊

斑入りセキショウ






置き場所

霜の直接当たらない 軒下など。日あたりの良いところの方が早く咲き始めます。
しかし 屋内だと早く咲きますが、散るのも早くなります、また 花後も極端に寒いところへ持って行ってしまうと枯死する恐れあり。

咲き始めて屋内に飾るときには 二日に一回はしっかり水をやること。連続で2日以上飾らないようにする。

開花後 半月ほどで実のようなものが膨れ始めるので花がらだけではなく実を取り除く(3個ほどくらいなら残しても何とかなる)




3月初め頃 雨の日、または曇天の日を選んで軒下から 雨の当たる場所に出す。(春から秋までの定位置)


可能であるならば、苔をはがして 針金を切って 梅だけを別の鉢に植え替えする。

その際、梅の場所には大きめの石、なければ 発泡スチロールのかけらなど をつめて 隙間には赤玉土を入れる。
(暮れにその鉢にもう一度梅が容易に植え込めるため)




梅を抜かずそのままの場合は3月初め肥料(3月から梅雨に入る時期までひと月に一回程度)

植え替えをした場合は植え替え後ひと月は肥料は遅らせる。




3月中旬ごろ 梅の新芽が出てきます。 その新芽を確認しながら 木の中心から近いほう(枝元より)の新芽を1,2芽残して剪定する。



5月連休のころ その残した新芽が伸びてきているので 各々の枝の元から2,3葉残して もう一度剪定。
遅くても5月末までには剪定を終わらせる。

後は どんなに伸びても ハサミを使う剪定は 花芽がなくなる可能性が高くなるので行わない。
ただし、指先で切れる程度の新芽の芽かき 程度なら可。


例外として 木の元からビュンと伸びてくる「ヤゴ芽」は発見次第いつでも剪定可能。



笹は5月下旬 長く伸びているようなら 元から剪定。 




通常 植え替えは 良く乾かした赤玉土を使いうのですが、 寄せ植えの場合、各々植物に根のかたまりがあるため
乾いた土では 手が2つだけでは 状態の維持ができないため 濡れた土でくっついた状態での景色を確認しながらの作業に適しているので あえて やや濡れた状態の用土を使います。

また 固定用の針金も2.3本使います。


皆さんの作品












































本当は鉢映り的には 梅が少し大きい(枝が伸びすぎているのですが) せっかくつぼみを たくさんつけてくれているので 剪定をためらったため ちょっと 梅の枝が長めです。


 お正月に飾ったとき お客様に ほめてもらえると 良いですね。








こども盆栽ワークショップ「はじめての盆栽に挑戦してみよう!」

2021-12-13 14:47:53 | Weblog
 大変遅くなってしまいましたが、去る9月19日 日曜日

 さいたま市 プラザノースにて こども盆栽ワークショップ「はじめての盆栽に挑戦してみよう!」の講師をさせていただきました。

プラザノースでは 今回が はじめての親子盆栽教室でした。

今回の素材は ヤマモミジ。

 被子植物/真正双子葉類/バラ類/ムクロジ目/ムクロジ科/カエデ属/イロハモミジの亜種 和名 ヤマモミジ(山紅葉)




画像がわるくてすみません。




 春の新緑、初夏にかけての芽摘みや剪定の楽しみ、秋の紅葉、冬には一年育ったこずえ、冬樹の姿。楽しみはいろいろとあります。







また、5月連休あたりを過ぎるころから乾きが早くなり、水がやや間に合わないときなどは、
葉がぐったりしたり、あわててお水やりをすると1時間後にはほぼ元通りに戻ったり。(間に合わないこともありますが。)








肥料を与えて、2,3日後、「ご馳走様」って感じで、新芽が急に伸びてきたり。 観察してると いろいろ 楽しめると 思います。


例えば、五葉松の盆栽では 3年くらい経って比べても 大した「大きさ」や「太さ」に違いがありませんが、

ヤマモミジの場合、育て方にもよりますが、確実に3年が経過すれば 大きく、太く、枝も多くなります。



 作業風景

(画像にはぼかしを入れたのですが、技術不足でもうしわけございません。)

 ※小さい画像はクリックで少し大きくなります。



 松に比べると、育つのが早いので、逆を言えば 手入れをしないで、かんたんに大きく育つため、プロの盆栽家にとっては、ヤマモミジなどの落葉広葉樹の盆栽は「大きくしない」ことが より価値観を高めることになるのですが。

難しいことは、後回しとすることにして、とにかく 枯らさないように 上手に「水やり」をやって頂きたいと思います。








 我が家のヤマモミジは もうすでに紅葉は終わり、ほとんど葉も落ちてしまいましたが、皆様のモミジたちは どんな感じでしょうか? 紅葉は 楽しめましたか?

ヤマモミジに限らず、屋根の下に置いてあったり、気温の低下がゆっくり過ぎる場所などに置いたあった場合、真っ赤に紅葉せず、段々汚くなって落ちることがあります。

今年、失敗だったなら、次回は 天気予報で「この秋一番の冷え込み菜なります。」などの報道があったときにわざと寒そうなところに ふた晩くらい 場所を移動してみてください。(早めにお知らせできず、すみませんでした。)

紅葉が始まると 鉢の乾く速度が低下します。 水やりの やりすぎに 注意してください。







日中、日当たりが良く、風の吹く日には 2,3日に一度程度乾きます。
が、直射日光があまりささず あまり気温も上がらなければ、3日以降 苔をはがしてみて 乾き始めていれば、しっかり水やりをしてください。
 土がしっかり濡れているようならば そのまま。
寒くなって 日が当たらない状況が続くと1週間に一回ということもあります。



外で氷がはりはじめたら、発泡スチロールなどの箱(水がたまらないように下の方に穴をあけておく。) に入れて 蓋はしない。(凍結により鉢の割れ防止/根の凍結防止)
建物の軒下程度。 屋内は入れない。(温かくなりすぎると モミジが間違えて葉っぱを出し始めてしまうので)

水やりは 午前10時~3時ころまでに行う。(凍結防止)







 2月終わりから3月初めころ、ほぼ凍ることがなくなるころ 発泡スチロールの箱から出し、普段の置き場所に雨または曇りの日を選んで移動する。





親子で仲良く。






根をほぐして 切ります。





苔をこて で おさえます。






水やりちゅう。





苔をはっています。




すこし、赤玉土補充。




盆栽といっしょに。




   完成。



  ぼかしが下手ですみません。

   さくじょ ご希望の方は kan1@ktj.biglobe.ne.jp まで。



かんたん盆栽講座 「こけ玉の回」

2021-06-05 22:47:34 | Weblog
先日、6月4日 金曜日 さいたま市 プラザノースにて 「かんたん盆栽講座 苔玉の会」 を行いました。

 今回の素材は 野ばらとナナカマド。




 苔玉を作る際、必要となるもの。

 中心ととなる素材、脇役となる素材。
 けと土、苔。 ミズゴケ少し、赤玉土、 黒い糸。受け皿。

 まず、けと土に 赤玉土の粉または小粒を5パーセント程度混ぜる、ミズゴケも5パーセント程度混ぜます。
この状態のものを 赤玉土の袋(簡単には破けないビニール袋)に入れ、平らな突起物などがないところで足で踏んで
よく練りこみます。踏んで広がったら、小さくまとめ、それをまた踏む。それを繰り返します。
薄く広がっても ぽろぽろとばらけなくなったら 完了です。
手でやっても構いませんが、破けないビニール袋に入れて足でやった方が疲れません。
出来上がったものは おにぎり のように 丸くしておきます。

 次に 主役、わき役、小さめの素材の根をほぐします。
土はなるべく落としますが、根をあまり傷つけないようにします。

 素材の形を見ながら 主役、わき役、そのほかの素材の配置を決めます。
決まったら、糸でグルグル巻きつけて 素材どうしがバラバラにならないようにします。

けと玉を まずはハンバーグのように、次におせんべいのように、最終的にはピザ生地のように広げます。

けと生地の真ん中に赤玉土を少し小山するように敷きます。 その上に糸で縛った素材を置き、けと生地を
ゆっくり包み込みます。(小さめの土鉢の中に詰め込むと楽にできます)
しっかり力を入れて けと生地がくっつくようにします。

底のけと土部分がはがれやすいので 特に下方向に力を入れてくっつけます。

しっかり けと土がくっついたら 糸でグルグル巻きつけます。最初は周りを 
周りが完了したら端っこを少し上げて下の部分にも糸を巻き付ける。
急に持ち上げると底が抜けることがあるので 少しずつ持ち上げて下面に糸を巻き付ける。

しっかり巻き付けて持ち上げても問題がないようになったら、形、正面、角度を整える。

最後に苔を張り付け、これにもまた糸を巻く。

水やりをして 完成。

最初は糸が見えますが、時間が経つと苔がむしてくるので 見えなくなります。







盆栽講座 ~苔玉~

  盆栽の中でも、苔玉は初心者の方にも比較的育てやすいものです。室内に飾っても素敵ですので、
  ぜひご自分で作った苔玉を長く育ててください。

【素材】・野ばら[雅]
    ・ナナカマド

【水やり】
  霧吹きで葉水を与えるのも大事ですが、表面だけ濡れて中まで浸透していなくては枯れる原因になってしまいますので、
  上から水を与える時はたっぷりと。しばらく留守にする場合は水を張った器につけておく「腰水」というやり方も有効です。
  〈夏〉 1日1回
  〈秋〉 1~2日に1回
  〈冬〉 2~3日に1回
  〈春〉 1~2日に1回
※ あくまでも目安です。置き場等の環境によってそれぞれ異なりますので、毎日様子を見てあげてください。

【置き場】
   基本的には戸外の風通しの良い場所。
   室内で鑑賞したい場合は、窓辺の明るい場所でたまに窓を開けて風をあててやるとよいでしょう。
   たまには外に出してあげて下さい。

   野ばらもナナカマドも強い日差しに耐えますが、真夏は水の乾きが早くなりますので、
   強い日差しや西日を避け、午前中から半日程度の日照がちょうどよいでしょう。

   冬は凍らせなければ戸外で越冬可能です。(関東平地の場合)


【肥料】
   基本的には苔自体に肥料はいりませんが、他の植物の成長には必要です。
   野ばら、ナナカマドともに、開花後に翌年の花をつけるため、
   また、葉の色つやをよくするためにも多少栄養を与えましょう。
   ただし、大きく育てるのが目的ではありませんので、液体肥料を通常よりも薄めにしてあたえるのが便利です。
   盆栽の場合は有機肥料がむいていますので、春・秋に固形の肥料の粒を少し苔の中に差し込んであげるのも有効です。

   苔玉の場合は肥料の与えすぎの方が問題になるので、お気を付けください。



今回出来上がった、皆さんの作品です。


















































この日、皆さん全員が 今回初めてとのこと。

規則正しく決めたときに しっかりお水やりを 頑張ってください。
苔の下は、けと土で 水の浸み込みが悪いので 一回の水やりは、複数回掛けるように、お願いします。






斑入りのギボウシはあまり長い時間の直射日光を好まないので、焦げてしまうようなら切り取ってください。
うまくいけば一月後花が咲くかと。

ゲンペイ小菊は日差しにも強く問題ありません。
夏が終わるころまであとからあとから咲き続けます。
周りの鉢物に飛び移ることもあります。(種が)


黄金シダも問題ありません。







液肥(液体の肥料)は 薄目に希釈して 最大でも1週間に一回程度。ひと月に2回程度を目安に。

秋になってから 楊枝などに刺した 固形肥料を 親指程度の大きさの物を2個程度。
苔にじかに固形肥料を置くと苔が解けます。








 野ばら、ナナカマド ともに 日照を好みます。 半日程度 日が当たる方がよいでしょう。しかし
水は乾くのが早いので 半日以上の日照ならば 晴れたら一日2回くらい乾くと考えられます。


 今回の石の皿は少し深さがあり水が溜まります。
梅雨に入って長雨が続くようなときは お皿の水は時々空けてください。







 花が終わったら 共に実がなりますが、今回は実を楽しまず 切り取ってください。

梅雨明け後、水切れにご注意を。


 環境によって 苔の色が悪くなることがありますが、これから梅雨に入るので、
徐々に苔も環境に慣れるので あまり 気にし過ぎないように。



 屋内に飾る際は 連続24時間を超えないように 面倒でも毎日一回は外に出して水やりしましょう。


 お越しくださった皆様 頑張って育ててください。 

 このご時世での開催に感謝いたします。
またプラザノースのスタッフの皆様 いつも準備、片付けだけでなく コロナ対策まで いろいろと ありがとうございました。



桜の剪定(ミドリサクラ)

2021-04-13 00:43:50 | Weblog



桜の剪定


花が終わり そろそろ 葉がたくさん出てきているかと 思います。

中にはいくつかのサクランボの元が出来ていることも あるかもしれません。





基本的には サクランボは成らせないようにしてください。

どうしても見たい方は 3~6組くらいにしましょう。





まずは 中が見えない状態だと 手が出せないので 

枝元から2,3枚葉を残して 全部の枝を剪定します。

上の方は2枚 下枝は3,4枚 (下枝になるに従い 少し多め。)







中が少し見えてくると思います。






次に幹の曲(カーブ)のへこんだところから出ている枝を 剪定します。





理想の枝の出は こんな感じです。






次にしっかりした枝元付近から出てきている 小さい芽を欠きます。












今の段階では 最終的に こんな感じになれば 終了です。



かなりさっぱりしてしまいましたが、迷ったら 切る。

剪定は梅と変わりません。


これから残した枝が 10~20cmくらいは伸びてくるので、もう一度剪定となると思います。

次回は約一か月後くらいでしょうか?


肥料も少し置きましょう。