先日 盆栽教室のM様から問い合わせが。
暑くなりましたが、盆栽たちは 炎天下でも 大丈夫ですか?
とのこと。
真夏に3回程度、(朝、昼、夕方)確実に 水やりができるならば、
五葉松、黒松、赤松、真柏、 等は 朝から晩まで陽に当たるところでも 大丈夫です。
藤は炎天下で 受け皿(鉢が三分の一程度水に浸かる) ようにすれば朝、晩の2回で持ちそうです。
少しだけ 西日が避けられるのであれば、ほぼ全日陽当たりで 問題がないのは
サクラ、梅、長寿梅、ザクロ、百日紅、などです。
画像のブーゲンビレアも ほぼ陽当たりがよいでしょう。
半日程度 (可能ならば西側)の方が良いものは、
ヤマモミジ、宮様カエデ カエデ、 ケヤキ、楡ケヤキ、等です。
直射が半日以下 が 望ましいものもありますが
清姫、清玄、鹿島、(いずれも モミジの種類) アメリカツタ、竜神ツタ、ツタも葉狩りをした場合はこちら。
エゾ松などは 午後から当たらない方が てっぺんが 焦げにくくなります。
1日に3回も水やり出来ない方は 大勢いらっしゃるかと。
杜松は 日当たり好みですが 水切れには 弱いので みずやりが間に合わなくなる恐れがあるならば、
日照時間を短くする工夫を、または水苔をたっぷりのせる、
または 鉢の下2CM程度水に浸かる受け皿に入れる。などの対処が必要です。
水やりの回数を増やせない場合は 受け皿などで1回目の水やりで受け皿に たっぷりたまるように
しけおけば 2回で済ませられます。
鉢の上に水苔を乗せるのも有効です。(日当たりの良い場合は、両方とも でも良い)
もう 梅雨明け してしまったので 今更なのですが、
梅雨明けの日に エゾ松、モミジ類 は
その日だけで上の方の葉が焦げてしまうことが 多いようです。
斑入りの植物も 3時間程度直射日光にあたってしまうと 焦げやすくなります。
盆栽の移動は、 日当たりから やや陽が当たらない場所への移動は、 時を選びません。
が、 日陰から日向への移動は、 必ず、雨の降る日、曇天の日を選んでください。
日よけを取り除くのも 同様の日を選んでください。
せっかく無事に 焦げを防いだのが、移動した日に 焦げることになってしまわないよう 気を付けてください。
松の場合は おかしい? と 気が付いた時には 間に合わない場合が多いのですが、
落葉広葉樹の盆栽の時には 発見次第、
日陰に移動、水をたっぷり頭からかける。
で、 3時間後くらいには 葉っぱが元に戻る場合もあります。
既に 葉っぱがダメになっていても 1週間以内に葉を自力で枯れた葉を落とせるならば
次の葉が出てくる可能性が高いです。 この場合は 根が傷んでいるので 事故を発見した次ぐ日の水やりから
「水のやりすぎ」に 気を付けましょう。
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