何の気なしに観た、画家/絵画講師Youtuberとして人気の
“おじいちゃん先生”こと柴崎春通さんが
水彩で描いた桜の動画に惹き込まれて
絵ゴコロゼロの私にとっては、まるでマジックの一部始終を
観ているような気持ちになり、
ややモラルハザードかも知れませんが、
プロセスをキャプチャしてみました。
動画は最後に貼りますね。

「桜を描くのに、ピンクは使わない」のだそうで
私にはもうすでにこのデッサンの感じとか
とうてい真似できないのですが
青みグレーと赤み紫のような色をまぜて、

こんな風に日影になる部分は思い切って暗く
日が当たるところは明るく……
頭ではその通りと理解できるのですが、
そもそもどこが日影なのか、
私にはわからないのかも。

このプロセスでは、左方向に見える川や
山に注目。しゅっしゅっと筆をすべらせただけで
リアルに見えてきてびっくり。

一方、桜はこの段階でも私には
まだ全体像がイメージできず
(すみません、本当に絵ゴコロがないので)
でも

ここで「幹」が黒に近い暗い色で
描かれたことで、あっ、桜らしくなってきた、と。
それにしても、解説の「リズムをつけながら描いていきます」の
感覚も、私にはわからず…リズムって、なんだろう。

そして、木の影!
がぜん、川沿いの土手がリアルに見えてきました。
ただ、私が一番「あっ!」と思った瞬間は

出来上がった絵を柴崎画伯が持ったこの映像。
まさに、リアルな桜並木の風景!
思うに私は、プロセスを追っているときには
桜にしろ遠景にしろ「部分」にしか目がいっていないのかな。
だから全体のイメージがなかなかつかめない。
こうして先生が絵をもち、ヒキで観ることができるようになって
はじめて、「桜のある風景」としてようやく
脳が認識できたのかも。
こんな風に、自由に表現できたら
どんなに気分の良いことだろう。
私の、おそらく使われていない脳の領域が
うずうずしだしたような。
この春は、お絵かきに挑戦してみようかな。
動画はこちらです。
↓
ピンク色は使わない!リアルな「桜」の描き方 / 柴崎おじいちゃん流の水彩画