からっとした日差しが爽やかな、高い空を眺め
ふと、思い立ち

和室いっぱいに着物を広げ、虫干しすることに。
今の住まいは南南西向きなので
昼前からは日差しが入ってきてしまいます。
紫外線に当たらないよう、障子を動かしながら……
ここ数年、袖を通していない着物たちを眺めます。

城間栄順さんの紅型

野口の小紋

高島屋の上品會でひとめ惚れした、
大羊居の付け下げ

色は若いのに、柄行きがおとなしいという理由で
残っていた、福田喜重さんの箔の付け下げ
この先、着る機会はあるのかな……
今まで、人から
「いったい、着物どのくらいもっているの?」
と聞かれたときに、まあ生真面目に答えるのも、と思ったのと
実際、何枚持っているのか把握していなかったので
「ええっと…20枚くらいかな」
「またまたあ! もっとでしょう?」
なーんてやりとりを何度繰り返したことか……なのですが
今日、改めて数えてみたら(でもざっくり)
長着だけで、75枚は確実に、ありました。
でも、着物好きさんの中にはもっと、着道楽の方、いますよね。
私は2018年の冬、浦野理一さんの紬を求めたのを最後に、
着物は買っていないので、
着物を着始めた2005年から13年間で(長着だけで)これだけ揃えたことに
なります。
(平均約6枚/年)
でもまあ、2005年に誂えた着物もいまだ着られているから、いいかな。
着物を着て、いろいろなところに出かけて、多くの方と出会い
新しい体験を得られて、とても見識の広がった15年余でした。
これからは、どうなるかな。