神奈川絵美の「えみごのみ」

遠のく夏きもの

いろいろ考えるところあり
先日、きもの関係の雑誌やグラビアのほとんどを
処分してしまいました。

(でも今思うと、岩下志麻さんの写真集は手元に残しておけば良かった)


残ったのは書籍が何冊か。
久しぶりに澤地久枝さんの本を開けば


見るからに
さらりとした風をはらんでいそうな、八重山上布。


御年93歳の澤地さん、
着物は処分してしまったと聞くけれど
思い残しはないのかな。

今年もまたもうすぐ、原爆の日、終戦記念日がやってきます。


こちらは池田重子さんの本。
私が昔、きもの雑誌に載ったとき、
インタビュアーだった安達絵里子さんからいただいたもの。
(丁寧なお手紙も残っていました)


ああこんな、セピアの世界に連れていってくれるような
粋なきもの、もう街で見かけることはないのだろうか。

年々苛酷になっていく暑さで
どんどん暮らしから遠のく夏着物。
本や資料の世界だけのものになってしまうのは
あまりに寂しいですね。

コメント一覧

kanagawa_emi
>Medalog さんへ
こちらこそご無沙汰しています。
夏きもの、確かに後が面倒ではありますよね。
ホント私も、着る機会が減ってしまって。
着物雑誌もかさばりますし、私の場合は文楽の筋書きとかも
結構な量だったので、表紙が華やかなものだけ残して
(笑)処分してしまいました。
kanagawa_emi
>セージグリーン さんへ
こんにちは! ひゃー業務用冷蔵庫でしょうか。
私は、凍らせた保冷剤は必携ですが…。
メルカリでは、まだ和服を出したことはありません。
使ってくださる方がいるというのは、着物好きとしては
嬉しいことではありますよね。
Medalog
ご無沙汰しています。
茶道のお稽古に伺うときは夏でも着物で…と思っていますが、つい洋服に変更してしまうこともしばしばで、ましてや夏に遊びに行くのに着物を着ることはすっかりなくなってしまいました。
何年も着ていないお気に入りの夏着物もありますが、着ることもしんどいし着た後のお手入れも面倒に感じてしまいます。

着物の雑誌、私も処分する気が起きたタイミングで徐々に減らしています。ひと頃は頻繁に購入して、隅から隅まで熟読していたのですけどね…
セージグリーン
クーラーの効いた部屋で着付けし、(着物も冷蔵庫で冷やしておく方もいるそうですが)車移動なら、何とかなりそうですよね。大相撲名古屋場所でも尾根様方の貫禄ある着物姿には圧倒されました。

夏着物、薄物のエレガンスに憧れて、着物を着るようになったのですが、
どう頑張っても工夫しても、汗はダラダラ、うなじはびっしょり、、、
どんなにひいき目に見ても暑苦しそう、、、私には見果てぬ夢に終わりました。
有松絞りの浴衣や楊柳、綿紅梅などの気軽に着られる物ばかりでしたので、
紋紗の襦袢や麻の足袋(履くとこすれてしまう、麻負け)と共に、
すっかりメルカリで処分しました。
今や、一年の半分が夏?その半分が猛暑ですから、体感に素直に少しでも涼しくお召しくださいませ〜
kanagawa_emi
>香子 さんへ
こんにちは! ホントですね。無理して着るものでも
ないし…でもこうやって美しい写真を見ると、
手持ちの夏きもの、着たくなるんですよね^^;
香子
猛暑で夏着物はしんどかったりしますよね。
もう6月から着ちゃって7〜8月はお休みでいいのかも・・・ (^-^;;;
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