絵付けを続けている
何度も読んだ本、若松英輔さんの『生きる哲学』の志村ふくみさんの章を
その合間になんとなく開いた
これまでにも読んだはずなのに・・その時にはスルーしていて
今回・・気づいた部分があった
長年つちびとを作ってきて・・初期の頃
ご覧いただいた方からその時々に
「可南さんのつちびとが、目を閉じているのが多いのはなぜですかと？」と尋ねられることがあって
その度・・その時に浮かぶ答えをした
さらに年月を重ね
最近はそれが当たり前になって来たのか・・改めて尋ねられることが無くなった
そんな時に、この志村ふくみさんの言葉が・・今ごろ飛び込んできた
目を閉ざさなければ自然の「声」は聞こえてこない、とゲーテは言う。
ときに見ることは「声」の顕れ（あらわれ）を阻害する。
祈る時は人は自ずと目をつむる。
目をつむっているつちびとが多いのはそういうことかと
今更ながら腑に落ちた
目をつむるつちびと達は・・気づかぬうちに祈っていたのか
何に、何を・・
祈る対象は決まっているわけではない
でも・・
自分でも気づかず何かに祈っているのかもしれない
ガレキの天使の絵付けをした
キミは・・眠っているの
祈っているの
問いかけてみる
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★★★
今年最後のつちびと展のお知らせ
１１月２８日（木曜日）～１２月７日（土曜日）
１１時～１９時
月曜休廊 １２月１日（日）と最終日１２月７日（土）は１７時まで
ワイアートギャラリー
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