本当にギリギリで
環境省が求めている『動物愛護管理のあり方について』のパブリックコメントを
今日・・ファックスで出せた(ホッ・・)
個展の期間中は
個展以外のことは・・何も考えられなくて
搬出をして・・はじめて・・溜まっていたいろんなことに対応する
個展期間中・・搬出に備えて風を入れておこうとして気づいたつちびと達の部屋の雨漏り
それも・・明日・・業者に来てもらう
延期していた歯医者も・・終わってから行った
個展中は・・全神経を・・・来てくださる方のことに集中
つちびとの事に集中
すべてのパワーを注ぎ込んだ
そんな日々の中で・・ふと思ったことがある
ずいぶん昔、読んだ手塚治虫さんの
『火の鳥』の我王にもう一度会いたい・・と
何編だったか覚えていない
ただ・・我王はものを彫る人だった
ひどいひどい・・人生を送り
それでも・・ものを彫ることにたどり着いた人
そんな記憶だけが・・かすかに残っている
ただ・・・それだけなのに・・・
たまらなく・・今・・我王に会いたくなった
火の鳥は・・何度か読んだ
中学校の頃・・そして・・・成人してからも・・読んだ記憶があって
とても感動したし・・・
過去・・未来・・いろんな時代の深い物語があったのだが・・
そのどれでもない・・・・我王の出てくる話だけを読みたくなった
図書館で・・それが鳳凰編だとわかり・・早速借りて・・読み始めた
そして・・読んでいって・・何故・・我王なのか・・わかった
生れてすぐ・・片腕と片目を失い
最後には・・残るもう１つの腕も切り取られ・・・
それでも・・自然の美しさに目覚め
口で・・彫り続ける
当時・・・日照りという天災の中
人間の力ではどうしようもない時代・・
権力者達の目は・・死んだように・・うつろで
それでも・・彼は
生きるだけ生きて・・世の中の人間どもを生き返らせてみたい気もする・・と
物語の終わりで言い
口にノミをくわえ・・彫り続ける
私に・・彼のような強さなんてない
たぶん・・作る作品も・・ぜんぜん違う・・
でも・・・
毎日・・・ホンダに向かう電車の窓から見える
色づいた木々は・・涙がでるほどきれいで・・・
ああ・・来年も・・色づく木々をみたいと思う
自然の脅威のすごさに・・人間の無力さを感じ
初めて・・天上の人を作った・・わたし
我王の生きた時代と・・現代・・・・どこに違いがあるのだろう
権力者の目は・・今も・・死んでいる
私は・・我王のようにはなれない
今のところ・・・時々故障するものの
ありがたいことに両腕も両目もある
でも・・・生きている限り・・・
たとえ・・甘い作品だとしても・・・作り続けたい
作るために生きたい
我王のように人間を生き返らすことは出来ないけど・・・
精一杯・・・私なりの命を伝えたい
我王は 言うんだよ
死ねば・・どれも皆同じ
人が仏になるのなら
生きとし生けるものは・・みんな仏だって・・・
パブリックコメント・・・今日・・出せて・・・よかった
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