昨日 ホンダに行こうと 家を出て
いつもなら 一番近くのバス停から バスに乗るのに
一つ向こうのバス停から乗ることにして 歩いていく途中
道路の脇に横たわっている 黒い塊をみつける
ウンのことがあったから もしかして まだ息があったらと 近づいてみたが
願いむなしく、息絶えていた
出来る事を必死で考え 土日である事を承知で 役所に電話してみる
すでに 二,三人の方から連絡が入っていたらしく
でも「係りの者がいないので 取りにいくのは 月曜日になります」との返事
どうしようもないのかと、電話を切り
見て見ぬ振りしようと 数メートル先へ進む
でも・・・どうしても・・・
あの仔を・・・そのままにしている事に耐えられず
だめもとで もう一度役所に電話をする
「もし、今から私がそちらへタクシーで運んで行ったら
受けとっていただけますか?」
無理なんですといわれる事覚悟しながら、尋ねたら
「そうして頂けると 助かります」…と言って下さった
そればかりか
私が箱に入れて道路の横に置いておけば 4時以降なら
仕事帰りに取りに行くと 担当でもないのに言って下さる
良い方だなあと思う・・だめもとで 電話してよかった・・・
もう一度家に戻って ダンボールとあたたかい布とプランターから白い花をちぎっていれ
事故の場所に戻る
道すがら・・・無残な姿になったその仔を 抱き上げて 箱に移す勇気があるだろうか
がんばれ・・がんばれ・・・
自分に 必死で言い聞かす
すでに 涙が流れてきて・・あやうい
でも 一日前 夜中に聞こえたギャーという猫の声
それは 距離からして絶対事故にあった猫ものではないけれど
関係ないこととはどうしても思えず
私は 呼ばれたのだ・・・私の任務なのだと 何度も言い聞かす
現場について 自分を奮い立たせる為に
髪をアップにして 上着まで脱ぐ
いざ・・・と思って 屈みこもうとしたら
前で工事をしていたおじさんが 走ってきてくれた
私に代わって 猫を抱き上げ 箱に収めてくれる
もう 硬くなってるわ・・・といってた
事故の現場を見たらしい彼は それからずっと気にかけてくれていたのだろう
その仔は、死んでしまっていて
場所が移されたからといって
その仔にとっての救いになるとは 決して思わないけれど・・・
役割以上のことを申し出てくださった役所の方は
届けた私に まるで自分の事のように何度も頭を下げてくださった
そして 私の代わりに箱に猫を入れてくださった工事の方は
箱を抱えていく私に ありがとうって言って下さった
こちらこそ・・・ありがとうです
猫を虐待をする人間もいる
捨てる人間もいる・・・
それも 真実
でも・・・昨日会った人も 同じ人間なんだよね
それぞれが 少しずつかもしれないけれど・・・猫に心をかけた
虹の橋に行った名前もしらない黒猫さん・・・
事故に合わせて・・・ごめんね
置き土産に おじさん達の優しさ感じさせてくれて ありがとう
こんどは 安心できる優しい場所に 戻っておいで
人気ブログランキングに参加しています優しさは連鎖するのだと信じたい可南にポチっと応援して頂けるとうれしいです(*^-^*)