中学からの友人が かつて 言ったことがあった
宮沢賢治の『雨ニモマケズ』
私は ぼんやりだから
書かれている言葉以上のことは 考えなかった
だから・・・こんなふうに思えるなんて、なんて偉い人だろう・・・としか思っていなかった
それが
友人曰く
みんなに でくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしは
なりたい (宮沢賢治 雨ニモマケズ抜粋)
なりたいんやで・・・
こんなふうに 書くなんて
この人、どんなに苦しかったんだろう・・・
どれだけ 褒められたいと想ったんだろう・・・
苦しくて 辛くて・・・葛藤の末
なんとか自分を 救いたくて
折り合いを付けたくて
こんな詩を書いたかもしれないなんて・・・彼女に言われるまで 考えてもみなかった
そう思うと 涙がでてきた
抑えきれない自我が 嫌になるほどあって・・・
持て余して・・・持て余して・・・
末に こうありたいという祈りの唄なのだとしたら・・・
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私のつちびとと同じだ
つちびとを見て
作者の事 優しい人だと言ってくださる方がいるが
穴があったら入りたい
優しくも 強くも 大きくもないから
ずるくて みみっちくて・・・
自分というものを どう扱っていいか分からなくて
だから つちびとを つくる
こうありたい自分
こうあってほしい世界
こうあってほしい人間
夢みる事は自由だから
特定の神を持たなくても
祈る事は 自由だから
わたしは つちびとを 作るしかない
でも、残念な事に 片方で 褒められたい みみっちい私もいて
つちびと達を もっと多くの方に広める
手っ取り早い方法はないのか・・・
なんて、俗っぽい自我に 身もだえもする
う~む 持て余す
持て余す・・・故に 我あり
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