泌尿器科が好きなタダのおっさん

_とある医局の風景をつづります_

オリンピック回顧

2012年08月16日 18時09分09秒 | 社会・制度

お盆のUターンラッシュもピークを過ぎて8月も後半へ。一時、真夏日の連続も途切れ、日も徐々に短くなり、吹いてくる風に秋の気配を感じたりもしました。今年はまだ花火大会も夏祭りにも行っていない私「くりぼう」ですが、このまま夏が過ぎていくのかと多少名残惜しく思っていましたら、ここ2日間は残暑という名の猛暑日。夏を惜しむのはまだまだ早いというわけでしょうか。

 

さて、過ぎ去っていくのが惜しまれるといえば、先日閉幕したオリンピックもそうですね。金メダルの数こそ過去の大会に及びませんでしたが、銀メダル、銅メダルに輝いた競技の中にも、金メダルに勝るとも劣らぬ感動的なシーンが多かったような気がします。「負け戦にこそ華がある」っていうやつです。例えば当直中にLIVEで観戦したバドミントンの決勝、金には手が届かなかったものの試合の内容は非常に濃く、深夜の医局で独り、熱狂の渦に包まれておりました。

 

大会終盤のレスリングも興奮しましたね。もはや「国技」と呼んでも差し支えないのではないかと思わせる、4個の感動的な金メダル。

東日本大震災後に初めて迎えたオリンピックであり、また、原爆の日、日航機墜落、そして昨日の終戦記念日と、風化させることなく後世に伝えてゆかねばならない出来事も多く、無念の終焉を迎えた故人が偲ばれる時期でもあります。こんな時期、異国の地で7回響いた「君が代」が、故人にとっての鎮魂歌にもなったはずと信じたいですね。

 

というわけで、睡眠不足からも解放され、幾分落ち着きを取り戻した感のあるここ数日間ですが、3か月おきに通院されている外来患者さんの次回再診日が年末に近いという現実に、容赦なく過ぎていく時間の残酷さすら覚えたりもします。当座、あと約2週間となったこの夏をどうやって過ごせば、自分にとって納得のいく夏になるのか。まだ残っている花火大会の日程と、自分のスケジュールの書かれた手帳とを睨めっこしながらの日々。

それは、4年先を見据えてトレーニングに励むオリンピック選手たちの尊さを再認識させるものでもあります。

 

 


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