泌尿器科が好きなタダのおっさん

_とある医局の風景をつづります_

祝辞@ブログ

2012年03月20日 08時16分12秒 | 社会・制度

3月17日、彼岸の入り。お日柄も申し分なし。わが医局期待の若手「たっけー」が生涯の伴侶を得て、お隣福井県で晴れ舞台です。

こちらもまた5月に挙式を控えた、もう一人の若手有望株の運転する車に、大の男4人が学生の小旅行のように同乗し式場へ向かいます。車中での会話は放送コードに触れるため割愛(というか、書けない)しますが、おのずと恋愛観、結婚観さらには人生観と、酒も入らぬうちから議論が白熱し、あっという間に到着です。ただしこの間、今日はどんな形のドレス、どんな色のタキシード、お色直しは何回で、最後はやっぱり新婦の手紙かな?といった類の会話はゼロ。これは男4人が10人、20人でも、おそらく同じはず。

 

定刻、心地よい緊張感と共に挙式が始まりました。ずいぶんと絵になる二人です。式は粛々と進行し、途中で讃美歌を歌います。私も今から6年前、自分の結婚式で歌いました。讃美歌493番だそうです。

しかし、出だしの歌詞が「いつくしみ深き」ではなく「いつくしみ深い」となっていて、メロディーは全く同じですが、何か自分のときと歌詞が違うような気しました。あとで調べてみると(こういうのいちいち調べるところ、偉いでしょ?)、「いつくしみ深き」が312番、そして讃美歌493番「いつくしみ深い」の方は、歌詞を現代風にアレンジした21世紀版だそうです。自分とたっけーとの間に、世代の境界線が引かれているような気がいたしました。

 

その後の披露宴での模様や、のろけ話(苦労話?)は、近々本人から投稿していただきましょうか(投稿する前に異動かな?)。

一言だけ書かせていただくと、21世紀ver.の讃美歌のように現代的で、二人で作り上げた感溢れる素晴らしい披露宴でした。「タダのものは一切ない」すなわち各種の演出はもとより、何気なく置いてある紙切れのひとつひとつまで「全て有料・別料金」というのが鉄則の披露宴において、我々参列者への気遣いや配慮(当然金もかかる)が随所にみられました。参列者のことをしっかり考えながら二人のために行われたセレモニー、という表現がふさわしいですね。

 

 

そんなお二人も、今頃は新婚旅行でイタリアを周遊しているはずですが、詳しいことは知りません。なぜなら、イタリアの何処へ行くか、どんなホテルに泊まるか、肝心なことは何も聞いていないので。

しかし、飛行機に乗るまでのことは多少把握していますよ。空港は関空、国内の交通手段は鉄道で、グリーン車ではなく普通車のようです。使うところは使うが、抑えるところは抑える。いいですね。利用する空港、普通車、自分のときと全く同じで、親近感を抱きます。

 

 

 

旅行から帰ったら、夢から覚めたかのようにあっという間に現実に引き戻されますが、良いこととそうでないこと、様々な経験が刻み込まれて仕事する男の顔になっていくものです。どうか夫婦仲睦まじく(別にここを強調するつもりはありませんけど・・・)、医師としても研鑽を積んで、今まで以上に白衣の似合うイケメン医師に成長してくださいね。純白のタキシードが様になるたっけーに、白衣が似合わないわけないですから。

 

彼岸の中日、桜前線北上の便りが待ち遠しいこれからの時期。新婚旅行帰りの彼の白衣に薄いピンク色が掛かって見えそうな予感、そしてそんな「予感」に本格的な春の訪れを感じる「くりぼう」からの投稿(祝辞)でした。

 

 


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