泌尿器科が好きなタダのおっさん

_とある医局の風景をつづります_

がん治療認定医試験

2008年01月31日 20時01分34秒 | 社会・制度
 知らない人や親しくない人には丁寧語で話すのが当然と思っている「担当者1」です。

 先日華々しく開催されました第一回チキチキィ日本がん治療認定医機構認定医試験の結果発表が本日ありましたので、その長く苦しい道のりについて速やかに軽々しく報じたいと思います。

 結局ふたを開けてみればほとんどの人が合格していたわけですyo。合格ラインは70%の得点率とのことでした。しかしながら問題は若輩者の小生にとっては超難問だらけ・・これはベテランの先生方にとってもらくらくと解けるような問題ではなかったと思います。ではなぜこのような高い合格率となったのか?

 小生に関して言えば、いわゆる指南書であるテキストが機構から送付されてきた日、あれは超多忙を極めた12月上旬でしたかな、それから地獄の日々が始まりました。
 この年齢になると勉強は毒ですよ、本当に。
 一日平均数時間睡眠で何度も繰り返しテキストを音読し、入浴しながら朗読し、食事しながら速読し、睡眠しながら解毒し、朝にはすっかり忘れているという、vicious cycleを40日間継続いたしました。ほかの受験した先生方は、これ以上の勉強量だったのかもしれません。おそらく、以前にも当ブログに書きましたが、受付開始後約1時間で定員になってしまうような(しかも夜中の0時受付開始!)状況で、受験資格を得たという人々はやっぱり気合が入っている猛者なわけですyo。小生なんか1時間クリックし続けてやっと900番台ですから。
 そんなわけでみな様相当勉強したおかげで高い合格率になったのではないでしょうか。そして、わが社も社長を含めた受験生6名全員合格という快挙を成し遂げられるにいたったわけであります。
 本当に初詣で「自分は落ちてもいいから、みんなは合格させてください」と合格祈願した甲斐があったというものです。

 まじめな話ですが、この試験とともに開催された試験前のセミナー、わずか1日半でしたが猛々しく拝聴しました、ヒヒヒッ。これは癌診療を生業とする医師にとっては本当にためになる、必須の情報、凝縮に凝縮されたエッセンスといいますか、癌診療している人は必ず聴くべき講義だと思ったみたいですよ、誰かが。そして、合格したことは単なる結果で、それまでに普段はできない勉強ができて知識が得られたことが大切なことであると、これ小生の勇ましい見解、勝手ながらに思い込んでおります。
 まあ、最近はトイレに行くたびに排出されるわけですよ、その大切な知識が。時間とともに徐々に解毒されていることも間違いない事実でございますな。


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