泌尿器科が好きなタダのおっさん

_とある医局の風景をつづります_

がん治療認定医とAACRのこと

2008年04月02日 21時48分17秒 | 社会・制度
 新年度ですが、どうせ新人に先輩風を吹かしてやろうと考えてるひとと、そんなこと全く気にしないで阪神の連勝について深く考えているひとのどちらかしかいないでしょう、か?「担当者1」はチベット問題について心を痛めています。

 以前にも記載いたしましたが、弊社ではがん治療認定医試験の筆記試験には6人受験し、6人全員合格したことをお伝えしました。そして3月末日の話ですが、業績等を含めた最終審査に書類を提出していましたが、晴れて全員合格(正確にはがん治療認定医の候補者)いたしました。あとはしっかり銭を納入するだけです。2万円 一気に6人もこのビッグウェーブに乗ったので、この試験の受験をきっかけに明らかにがん診療に対する心構えが個人としても社としてもかわりました。そして社内での臨床腫瘍学会のセミナーへの参加者も徐々に増加しております。吸収したものをいち早く世の中に還元するよう努力しています。

 さて、このように臨床としての医療が成立しているのは、すべて基礎実験での成果があってのことだということは賢明な皆々様はご理解していることと存じます。われわれは、もしかしたら初めてブログで記載するかもしれませんが、実は、前立腺癌の基礎研究に非常に重点をおいている集団でございます。ご存知でしたかね?
 このたび、アメリカ癌学会に前立腺癌の基礎研究の成果を発表しにいくことになりました。3ジエ5ですので山岳地帯を越えてまさしく太平洋もわたります。発表も目的ですが、むしろ全世界からの癌に関する最新の研究成果を見てくることが重要です。弊社では早い時期から、このように各自のスキルを高めるための機会が与えられておるわけです。

 最近読んだ本は「ホームレス中学生」と「海外ブラックロード」です。社会勉強になりました。


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